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2008.05.22
カテゴリ：CDレビュー
少し前の「ROCK ON」で、イトーが言ってたんだけども、
この地球上でHR/HMを聴いている人がいない国って数少ないんだとか。 ヨーロッパ、南北アメリカ、アジアは全部カヴァーしていて、 無いのはアフリカの一部くらいじゃないかと。 仕事先でHR/HMを知らない人に、「明日は○○出身のアーティストのライヴに行くから休み」 などと言うと、本当に色んな国のHR/HMアーティストがいるんだと驚かれます。 それでも、まだまだ初めての国出身のミュージシャンに出会うことがあります。 それは、ボスニア・ヘルツェゴビナ。ライナーを見ると、 彼の国でもハードロックが盛ん（でもないか。聴かれていた、ってトコ？）だったようで、 私が今までこの国出身のアーティストがいたのかも知れませんが。 そんな訳で今日紹介するのがコチラ。 ★Sevdah Metal/Emir Hot   このアルバムは、今年の初めくらいに、輸入盤が日本橋ディスクピアの試聴機に入っていて、割りと良かったので、 必死になってアーティスト名を覚えたりして（買えよ）気にはなっていたのですが、 5月21日にやっと日本盤が発売されました。 「エミール･ホット」とはバンド名かなと思ってたんですが、 その旧ユーゴスラビア出身のギタリストの名前で、彼のソロ･プロジェクトだったんです。 「ホット」はともかく、「エミール」って名前はあるのに、何を考えていたのやら。 アルバムタイトルの「セヴダ･メタル」のセヴダとは、かの国の民族音楽のことだそうです。 このアルバムは、バークリーを優秀な成績で卒業したと言うエミールの、 ネオクラシカル系速弾きの合間に、民族音楽っぽい音が挟まれていて、 民族音楽っぽい歌メロも出てきます。 コルピなんかのいわゆる「ヴァイキング･メタル」よりは、 フツーのメタル寄りな所が私には良かったです。 そして脇を固めるのが、voにジョン･ウエストとdsにマイク・テラーナ。 ジョンが歌っているのが、私がこのアルバムを買った要因の一つなんですが、 B!のレビューにあるように、彼の声じゃないように聴こえるんですよ。 ARTENTIONでも、調子を崩した時があったけれど、また何かあったのかしらん。  テラーナのソロもちょこっとあるのは嬉しかったですけどね。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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