世界へ羽ばたく蝶の言葉・『夢紡ぐ女(ひと)』
今日はみなさまを美しい愛の世界へお誘いしたいと思います。著者は昨年『心薫る女(ひと)』を出版され、華々しく詩人デビューを果たされたすみくらまりこさん。ちょうど一年後の5月20日に新詩集『夢紡ぐ女』を上梓されました。実際は真っ黒な本の中心に金色の蝶が箔押ししてあるのですが、押してあるために画像ではその金色が見えません。残念! できればどうか書籍を手にとってご覧ください。 本書はすべて五行詩、しかも英語対訳つき。全編がひとつの物語のように構成されています。この詩集は国内ばかりでなく海外へも輸出されます。すみくらまりこさんの紡ぎ出した言葉の蝶は、韃靼海峡どころか、世界中の海を渡ってゆきそうです。五行で綴る愛の物語詩全詩英語対訳すみくらまりこということばの蝶は金色の光を曳きながら闇の空を舞う。昇りゆく情念、落ちてゆく悲哀・・・あるときは激しく あるときは妖しく投影される幻燈のスクリーンはあなたの心である。共訳Michael FinkenthalProfessor Emeritus at Hebrew University,Jerusalem IsraelProfessor at Johns Hopkins University,U.S.A************************仮面の恋(こひ) 家名(みょうじ)を隠して 魅惑の仮面舞踏会(マスカレード) 時(とき)を忘れ、我(われ)を忘れて、 夜は深々更(ふ)けてゆく。 仮(かり)であっても恋(こひ)は恋(こひ)。Masquerade Veiling names and faces, The masquerade came to its highest. The timeless and nameless she was left, As the night came to the darkest. Ephemeral,love remains love.わたしの好きな詩をひとつ、ふたつあげてみますね。埋火(うずみび) 灰は 火に優しい。 時が 愛に 優しいように。星の砂 わたしの心の宙(そら)に 流れた無数の星粒よ、 消えた無数の言葉よ。 ひとつの星座も作らずに、 ひとつの星砂も残さずに。定価1500円+税 (ISBN978-4-86000-169-8)ご注文はこちらからも竹林館ブログランキングに参加しています。この記事が面白かったらぜひクリックしてくださいね。人気blogランキングへ