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なんちゃってなすびの柔道整復師 への道 改 仙人&聖者への道

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2006.01.09
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カテゴリ:カテゴリ未分類
下記は明日提出する医療概論の冬休みの宿題です。せっかく書いたので、ブログに掲載してみました。

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インフォームド・コンセントや生命の質(QOL)、このような医療倫理に

関係する言葉を聞くが、このような学問としての医療倫理は施術者にとって

本当に必要なのだろうか?


まず、倫理学の定義として、「規範(道徳)の起源、本質、根拠に関する記

述、またはそれを明らかにする学問」とされており、あくまでも倫理学とは

なぜ、そういう考え方が出来たか、という学問であり、医療倫理とは、過去

にあった医療における経験結果から、これからはこのような考え方でこうし

ましょう。学問を通して、経験したこともないことをドラマのように疑似体

験させ、無理やり道徳を植え付けようとするものである。


まず、インフォームド・コンセント(説明と同意)に関して言うと、とても

大切で重要なように思われるが、そのようなことが世間一般に広まることに

より、インフォームド・コンセントが不適切ということで、裁判になった

り、逆に裁判沙汰を避けるがためにインフォームド・コンセントしたりする

という、本末転倒のような状況が起こっている。


これはある意味医療倫理が産んだ弊害ではないだろうか。


確かに今まで、先生と患者、ある意味、支配者と支配される者の立場で、患

者に対しての治療方法の説明やその安全性などがされず、人体実験のように

治療された過去から、インフォームド・コンセントの必要性が出てきて、以

前に比べて、そのような説明がきっちりされるようになってきた。しかし、

人間の身体は気持ち一つで病気になったり、すぐ治ったりすることは医学的

な面からも立証されるように、過去に名医と言われる人達は患者さんの状態

を見て、同じような症状でも全く違う説明や話し方をしたりして、患者さん

の心、気持ちをプラスアルファとして治療を行ってきたのである。だからイ

ンフォームド・コンセントが必要とばかりに馬鹿正直に「過去の臨床例では

治りません」や医療訴訟を恐れて「治りますよ」の言葉もかけられなくなっ

てしまっている現状を見ると大変残念に思う。


どれだけ多くの患者さんがインフォームド・コンセントによって悩み、苦し

んだろうかとも思われる。


また、単なる延命治療ではなく質の高い医療という考えQOL(生命の質)

と生命は生きているだけで絶対的価値であるとするSOL(生命の尊厳)の

考え方も、ある意味どちらも正しくてどちらも間違っていると思われる。


結局これらは、学問上の倫理感であり、言うなれば机上の空論のようなもの

である。医療施術者としての倫理とは机の上で学ぶものではなく、実際に苦

しんでいる患者さんと接し、どう感じるかが必要であり、また、自らが患者

として生死を彷徨った経験があるなど、あらゆる体験を通して培われるもの

なので、けして、机上の学問として学べるものではない。もし、学問とし医

療倫理を教えるならば、最後に「医療倫理は実際の経験や体験を積まなけれ

ば理解できません」という言葉が必要である。






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Last updated  2006.01.09 18:03:32
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