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テーマ:家を建てたい!(9876)
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Δ「地道の説 住の編」Δ
今、宮本食悟さんは、いろんなものと、(あ)たたかいをしています。 法律を作る、建設省や国、いろんな住まいを造る業界、建物を研究している学会などに、宮本食悟さんを応援してくれている人と作成している、「地動説 住の編」という資料を送りまくっているそうです。 その中には小泉首相や扇千景国土交通大臣、建設業界や建設関係の学会などもあります。 特に学会などには論文なども書き上げて、紫陽花と辻さんが訪ねた時も、送っていたのです。 しかし今の所、「地動説 住の編」は、殆どの人に相手にされていません。 専門家の中で、理解して、協力してくれる人は、ごく一部なのです。 ですから、宮本食悟さんは、自分の事を、天動説の時代に、地球が太陽の周りを廻っている、地動説を主張した、コペルニクスやガリレオに例えています。 今の時代またまだ本当に、本当のものは世に出ない、 本当に、本当のものは、世の中から迫害されるというのです。 また宮本さんは、自分が認められる、認められないは別としても、どんどん人の住む家が悪くなっている事にも、憤りを感じています。 というのも、例えば阪神大地震です。 今、阪神大地震の教訓として、屋根は軽くしないといけない。 木造は倒れやすいと言うふうに、建設業界はいっているそうです。 だけどそれは何センスだと、宮本食悟さんはいいました。 阪神大地震のような災害にあうのは、人生に1度あるか、ないか。 殆どの人は、そんな災害にあう事はありませんし、それを予知したり、防いだりできるものではありません。 そういった災害は、病気や交通事故などの人災と同じで、食物連鎖の頂点にいる人間の数を、天が間引きするものであって、それを基準に人の住まいを造るのはおかしいというのです。 なぜなら阪神大地震のような災害にも、耐えられるような基準で家を造る事は不可能ですし、例え、例え造れたとしても、それが万人の人が、幸せになる家とは正反対だからです。 宮本食悟さんは、そう、災害を利用しようとする建設 業界のやり方に疑問を投げかけたのです。 と同時に宮本食悟さんは、業界だけでなく、建設の学会にも、屋根を軽くする問題で疑問をいいました。 というのも皆さんも、聞いた事はあると思いますが、奈良の東大寺大仏殿さんは、昭和49年から55年に大金を投じて昭和大修理をしています。 だけど殆どの人は知りませんが、東大寺大仏殿は、1913年、明治36年から大正2年に、大修理しており、わずか50年ももたないなかで、再び大修理している事になるのです。 宮本食悟さんは、それは絶対におかしいといいました。 奈良の大仏さんは、1709年に再建されてから、200年以上ももっていたものが、50年も保てないことにさえ、疑問を持とうともしない学会に憤りをもっているのです。 しかも昭和大修理の時に、明治の修理の時に、屋根を軽くしても、意味がない、かえって腐食を早めるので、再び元に戻した経過があるのに、その考えも少しも生かそうとしない学会の体質を嘆いていました。 今だに、阪神大地震の教訓らしく見せて、屋根を軽くすることを常識化しようとしている学会に失望しているのです。 でも宮本食悟さんのたたかいは、まだまだこんなものではありません。 次に宮本食悟さんが、話してくれたのは、建築基準法に対する疑問です。 この建築基準法は、よくある話ですが、現在、数ヶ月ごとに新しい建築基準法が発令されますが、実は、その発令に至る議論やその骨子提出は、どこでだれがどのように成したか、紫陽花達、民衆には知らされていないそうです。 その要因を要求した者も操作する者も、議事録すらも闇の中にあると宮本食悟さんはいうのです。 その上、この建築基準法は、本来、施主、家を造る人の為にあるはずなのに、実際は、「法」を私物化した利益以外の何一つとしてないといいます。 施主の事よりも業界の事を考えており、長持ちする建築物よりも短命な建築物を建てる方が、業者は工事が増えて経済は潤うから、それを応援するようになっているというのです。 はっきりいって、施主の生活よりも経済優先なのです。 しかも、建築基準法は大きな矛盾を抱えています。 日本列島は、沖縄から北海道まで、縦にながく、世界中の気候を抱えています。 気温も、沖縄と北海道では違いますし、湿度も違います。 雪が降る、降らないかも大きく違います。 そんな日本の風土、条件も考えずに、全国均一に、家を建てないといけないという基準を造る事自体おかしいというのです。 紫陽花は、宮本食悟さんのいうのも、もっともだと思います。 その上宮本食悟さんは、今度の建築基準法で、防火能力が広いの理由で土壁を禁止する法律ができようとしているのに心から嘆いていました。 茶碗などを使って、紫陽花に土は燃えるのかと聞いてくるのです。 紫陽花は、そんな宮本さんの話を聞いて、今迄知らなかった建築業界の実体を知ったのです。 しかし宮本食悟さんの話は、これだけでは終わりません。 最後に宮本食悟さんは、この法律一つの為に、全国で多くの施主、家を建てようとしている人が、困っている話をしてくれました。 あるラジオで、建築基準法の問題をクリアして家を建てた人が、紹介されているのを見て、宮本食悟さんが電話したら、その人の家に、自分以外にも、多くの人達から「どうやってクリアしたのか、教えて欲しい」という電話が殺到していたといいます。 宮本食悟さんはその事からも、施主が建てたい家や人を幸せにする家は、法律や業界の経済優先、学会の無責任さと、何よりも施主の無知さが絡み合って、いろんなものに縛られて造れないと断言しました。 紫陽花はその話を聞いて、建築業界の裏の実体が初めて理解できました。 小泉首相のいう構造改革は、最後は、建築基準法などの矛盾した法律や、建設業界などの、いろんな経済優先の業界の体質を変えないといけないと思ったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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