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2006.02.28
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以前の勤務先のオーナーが亡くなり、御通夜に行ってきました。
恩師と呼べる人の死はこれで2回目です。 一人目は不世出の武術家、人間国宝とも言われた大東流合気柔術の佐川幸義先生。 そして今回が私が始めて経営について学ばせていただいたＴ氏である。 本来ならば私がなんらかの形で成功を修め、感謝の思いでＴ氏を飲みに誘い お酒を飲みながら語りあいたかったが、あまりにも早い死で今一人、思い出 と一緒に杯をかわしている所です。 Ｔ氏との出会いは 治療業界の医療業界の矛盾に希望を失い、学費を稼ぐために入った佐川急便 を退職後、貯めたお金で友人知人とこれからはインターネットとばかりに ＩＴ関連で一儲けを考えたが、見事失敗し、原点に戻り、儲けではなく、 もともとの希望であった治療師への道を歩むため、柔整や鍼灸の学校に行く 金銭はもうなく、なんとか調達したお金で整体学校に行き、同時に治療関係 の仕事に就こうと職を探した時に見つけた、小さな文字でたった2、3行の新 聞の求人広告 「オープニングスタッフ募集 休日日曜日 あさか治療院 078～ 」といった内容だったと思う。 後で聞いた採用の一番の理由が面談時に当時の社長25歳（私28歳）を見てオ ーナーのＴ氏に対し「会社ごっこになりませんか？」と言ったことだそうで す。 そして、治療経験のない私は最初出張治療の送迎運転手としてアルバイトと して雇われ、車の洗車と送迎をしながらも、ＩＴ関連をかじった経験から、 院内のＰＯＰの製作やパソコンでの受付業務などやることになり、土地柄、 深夜営業をやることになり、いつの間にか責任者、そしてその頃から機会が あることに飲みに連れてもらい、「オレが面談して雇ったのは西嶋君だけだ から」とやる気を出させるためか、本当かどうかわからないけど、光栄に思 ってご馳走になってました。そのようにＴ氏は心理をたくみに操って人を育 てることを実践していました。 それから事業が拡大して行き、広告代理店事業、整体学校運営、と元々アル バイトの運転手で入った私をその立ち上げの責任者としてくれ、私のために 近くにマンションまで借りてくれた（たこべやとも言う・・冗談です（笑） 関わらず、前職の給料（知っての通り佐川急便）と比較してか、「西嶋君ぐ らいの能力があれば本来ならもっと給料あげなければいけないけど、分かっ ている通りこれから給料をあげて行くには自分自身が会社全体の売上げを上 げるようにしなければいけない」などとてもうまく人の心理を操っていまし た。 本来ならオーナー自身が話しをすれば早い交渉を経験を積ませるために私に させてくれ、土地柄ならではのやくざさんへのクレーム対応、人事、企画、 うまくいったことも、失敗したことも、 また、雇う立場になって初めてわかる、まかせるという大変さを私に部下を持た せることで体験させるなど、給料をもらう身で得たことに本当に感謝します。 以下に心に残っているＴ氏の語録集を・・・ アイデアなんかは若いうちはいくらでも出てくる、それより基本的なこと挨拶、掃除、報告、連絡、確認が大事。 経営者は「ほうれんそう（報告、連絡、相談）」ではなく、報告、連絡、確認が大事。特に社員に連絡したことが出来ているか確認すること、社員からの報告、連絡がもれていないか確認することが大事」 他にもいっぱいあったと思うが・・・ ありがとうございました。 それと、御通夜で奥様（現社長）に告別式出れないのでお墓参りに行きます。と言うと、「お墓は川崎（神奈川県）だから・・・言質とったよ・・・」 ・・・・・・ ということで、その時は冒頭で述べた時に・・・ 宜しくお願いします。ではでは・・・ 関連ＨＰhttp://www.sui-na.com/ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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