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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:柔道整復
昨日の学校のゼミのポイントです。
手関節、手首のテーピングをする時は手関節を背屈させ、指伸展して開いた状態でかぶれとズレ防止のアンダーテープを巻き、その上に茎状突起にかからないようにホワイトテープを目一杯きつく巻きます。 なぜ、手関節を背屈し指を開くかというと、そうすると手首の外径が最大に広がり、その状態できつく巻いても手関節を戻す、もしくは掌屈すると手首の外径が小さくなり、手首を締め付け過ぎることがないからです。逆に手首を背屈して着いた時には過伸展を防ぐことができます。 また手首ではなく肘側の橈尺関節をテーピングする時は握りこぶしを作って力を入れると最大になるので、その状態でテーピングを巻きます。 この2つのテーピングは臨床的にも大切なのでこちらは過去のブログを参考にして下さい。 また、テーピング前に手関節の整復(手掌側に落ち込んだ手根骨を引き出し、遠位橈尺関節のゆるみを締める)をした後にテーピング固定するとより効果的です。 PIP関節(近位指節間関節)損傷時のテーピング 指のテーピング固定はいたってシンプルです。しかし、シンプルがゆえに、うまい人と下手な人の差がテーピングをしてもらった側にもハッキリとわかります。 まず、アンダーテープを巻き(この時のポイントは掌側からテープを当て押し圧着させることです、背側からテープをあてると指関節が屈曲してしまうからです) そしてサイドステーとしてホワイトテープを2本、その後にアンダーテープと同じように掌側から3本指の太さに合わせて巻きます、この時、仮にらせん状に1本で巻いてしまうと、締めすぎて、指先に血が通わなくなったり、指を曲げた時に指に食い込みやすくなってしまいます。 最後に背側に1本ホワイトテープを貼ることで、強い固定と無理のない圧迫が得られるシンプルながら最高の指のテーピングができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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