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カテゴリ:柔道整復
本日の固定整復時(母指MP関節背側脱臼)の授業より
今まで、整復時の単純に牽引はきついぐらいがちょうど良いのか?と思ってましたが、場合によっては強く牽引することで関節の隙間が開き骨片(今日の場合は種子骨)などが嵌入しやすくなるようです。 今回の母子MP関節背側脱臼ではただ単純に母指を牽引して戻すのではなく、骨折時の屈曲整復法の様に一度過伸展させ、滑らせるようにスライド牽引させながら嵌入を防ぎ屈曲して元に戻すのがポイントだそうです。 確かに言われて見ればそうですね。やはり基本の解剖学の理解が大切のようです。 今回も病院で麻酔下での母指MP関節背側脱臼の整復をしたが完全に整復されていなかったのを後でN先生が整復しなおしたという話を聞きましたが、前回肩関節脱臼のコッヘル法で病院では麻酔下で行うことで、腱、靭帯の咬み込みがあっても麻酔をしているため、痛みが分からず、整復に失敗してもわかりにくいと言ってましたが、なるほどですね~。 逆に通常3回やってもうまく整復できない場合は観血整復(病院での手術)に回した方が良いとも話していました。 しっかりした知識と診断で要は使い分けのようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.15 01:29:24
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