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2007.05.26
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質問
 生菜食療法とは、どのようなものですか。

甲田
 西式の生菜食療法では、1日に野菜の根と葉をそれぞれ5種類以上食べる。1日当たり1100~1300g、多くて1400~1500gまで食べてええことになっとります。しかし、食塩は一切使わない。玄米の粉も果物も使わない。非常に厳格な療法ですわ。
 
 最初これを西先生から聞いたとき、西先生は「これでもってすべて体質が変わる。宿便も出て、本当の健康体になる」と仰った。カロリーは1日300kcalからせいぜい400kcalですわ。蛋白質は大体15g。これで「2年でも3年でも生きる」と西先生はおっしゃった。今まで医学部で聞いた常識と全然違う。しかし、疑うよりまず、嘘かほんまか自分でやって確かめてみようやないかと、生菜食を始めたわけですわ。
 
 ところがね、この西式療法は厳しいですわ。食塩も全然とらんでしょう。野菜のほかに何も食べない。2ヵ月くらいやったらグロッキーになってしまいましたわ。力は抜けるし、痩せてきて、とうとう37kgまで体重が落ちました。栄養失調みたいになってしまいまして、私も死ぬんじゃないかと思ったし、周りの者も皆、死ぬと思ったらしいですわ。
 
 患者さんにこんなことしたらえらいことになる。西式で100点とるより、60点でもいいから、もうちょっと楽な方法を考えなあかんと思うて、玄米の粉も食べ、塩も使おうやないかと、今の玄米生菜食を始めたのが昭和44年頃。それが成功したのが昭和49年ですわ。3月から始めて翌年の12月31日まで、盆も正月も1日も休まず、1年10ヵ月間やりました。葉っぱが500g、根っこが500gの1日1kgの野菜。葉っぱは5種類くらいをミキサーでドロドロにして、根っこは大根とニンジンと山芋を、おろして食べる。それに玄米が1日140g、塩が10gですわ。これなら楽に出来ます。カロリーが900kcal、蛋白質が25gです。

質問 900kcalでは、だんだんと体重が減って、長く続けられないのでは?

甲田 そう。確かに体重はだんだんと減ってきました。ところが、あるときから体重が横ばいになった。しばらくすると、今度は体重が増えてきた。これを知ったときは、びっくりしましたなあ。これを「甲田カーブ」と言うとるわけですな。

 体重が増え始めたときは、むくんで水分が増えとるんやろなと思うたり、栄養失調になったんちゃうかと思うたけど、検査しても、全然栄養失調やない。しかも非常に体力が出てきてね。「これはほんまもんや」と。そこで患者さんに「やってみるか」と薦めてみたところ、大抵みんなこういうカーブになってくる。「この甲田カーブっちゅうのは1人だけやない、誰でもやったらこうなるんや」ということが分かってきたんですわ。

 生菜食を始めると、最初はどんどん痩せてくるのは、腸の中が完全に変わってないからです。人によっては10kgとか15kgとか痩せてきますわ。半年くらいしてたまっていた宿便が全部出ると、腸内細菌叢が変わってくる。そうなると、同じ食事でも全然痩せないし、むしろ太ってくる。甲田カーブが出てくるわけですわ。だから、まずは宿便を出すこと。全部出してしまって、今度は新しい腸内環境を作り上げていく。この甲田カーブが出るまでに最低6ヵ月かかります。2年かかる人もおりますわな。

 そして、その過程でいろんな病気が治ってくるんですわ。重症筋無力症という難病も治るのが分かった。膠原病の多発性硬化症という非常にやっかいな病気も2年で完全に治った例がある。それでいろいろな難病が治った記録をまとめたのが「生菜食健康法」(春秋社)「生菜少食健康法のすすめ」(創元社)という本です。

質問 生野菜ばかりだと、体が冷えるのでは。


甲田 ところが、冷え性は生野菜で治るんですわ。東洋医学では「生野菜は体を冷やす」っちゅうのが常識なのに、その生野菜で冷えが治るって、そんなバカなって、皆半信半疑です。しかし、生野菜で冷え性が治る。これは間違いないです。確かに最初の6ヵ月間くらいはものすごく冷えて震え上がりますわ。だから冬は避けて、5月頃から生菜食を始めるんですな。すると次の冬には寒さをあまり感じない。さらに半年もすると、不思議なことに冷えを感じなくなる。2年くらいたったら、冬でも裸で寝られる体になるんですわ。

 東洋医学の常識は、最初の6ヵ月間のことをいっとるんです。これは確かに正しい。けれども、すべてやない。生菜食をしばらくやったら、ほんま元気になります。そりゃもう金輪際、冷えないですわ。
 
質問
 どんな人でも玄米生菜食ができますか。

甲田 
うちの医院の玄米生菜食には、AとBがありますねん。Aは生野菜をミキサーにかけて、ドロドロの状態の野菜を食べるんですわ。これだと「お腹が張る」「食べにくい」という人は、カスを捨てた搾り汁がええですな。この、生野菜のドロドロではなくて搾り汁を使うのが生菜食Bです。これなら、胃下垂とか胃腸の弱い方でもできます。

 生菜食Bでは、生の葉っぱの搾り汁1合と、ニンジンの搾り汁1合を、1日2回、計4合飲むんですわ。大根やニンジン、山芋のおろしは食べません。あと蜂蜜を1日60g、玄米100g~120gくらい使う。豆腐も200g、腹が減る人は300gでも構いません。これやったら誰でもできますがな。ただし、胃腸の負担を減らすことを考えてますから、玄米と豆腐を食べるのは晩だけで、昼は、青汁とニンジンジュースだけで済ませます。

質問 農薬の使われた野菜を使用してもいいですか。


 
甲田 
本当いったら、農薬とか化学肥料を使った野菜は使わんのがええです。でも、あんまり神経質にならんほうがええな。ダイオキシンなんか、ちゃんと排泄されるますよって。家庭菜園で作るのがええですな。ベランダでケールやヨモギなんかも植えるのがお薦めですわ。

質問
 野菜ジュースを作るときに注意することはありますか。

甲田 葉っぱに、オオバコやハコベなどの野草を使ってもいいが、野草の場合は蓚酸が多いので、西式の裸療法(着衣と裸を交互に繰り返す)をきちんとやらなあきません。
 ミキサーに生野菜を入れて回すときには、水を入れたら野菜が酸化しますねん。先にリンゴを搾ったり、ミカンやレモンの搾り汁を入れれば、全然水なしでできます。青汁に、レモンやお酢などの酸のきついものを入れてあげると、ニンジンのビタミンC破壊酵素なんかが働かなくなるから、青汁にニンジンを入れても心配なくなるわな。

質問
 なぜ、玄米を炊かずに生で食べるのですか。

甲田 炊くと脂肪や蛋白質が変性したり、酵素などが壊れ、澱粉がα澱粉になるからですわ。α澱粉は食べたら消化酵素で分解されてブドウ糖になりますな。生だとβ澱粉なので、消化酵素が働かんのです。消化されないまま大腸に行きますがな。大腸では腸内細菌で分解されて発酵ですわ。ブドウ糖にならずに短鎖脂肪酸になって、吸収されてエネルギーになる。このとき、大腸で酢酸、酪酸、プロピオン酸なんかがたくさん出て、腸壁が酸性で刺激されて便通がものすごく良くなる。酪酸がたくさんできると、大腸壁にできたガン細胞に入って正常細胞に引き戻す。だから大腸ガンの予防になるわけですわ。

質問 
発芽玄米はどうですか。

甲田 玄米を水に漬けると2日くらいで芽が出て発芽玄米になります。するとガンマアミノ酪酸が白米の5倍に増える。ギャバってやつですわ。これが増えると脳の血流量が非常に増える。だから脳の機能が良くなる。一番ええのは、この発芽玄米も生で食べる。水に漬けてあるから、やわらかくて、そのまま食べられる。粉にする必要がない。甘くてとてもおいしいですわ。

質問 ほかにはどんな効果が生玄米にありますか。

甲田 美肌ですな。フードプロセッサーでもコーヒーミルでもええですから、玄米を粉にしてご飯代わりに食べると、1週間も経たんうちに肌の色つやが違うてきます。ほんま、自分で驚くほど肌がきれいになる。生菜食を続けようという気持ちなるんですわ。それに、飢餓感もないし、お通じも快調。ダイエットにもってこい。ニンニクの臭いが気になる人は、生玄米粉を食べれば、1~2時間で臭いが消えますな。いっぺん試してみたらええ。









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Last updated  2007.05.26 23:59:07
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