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カテゴリ:断食博士が語る「西式健康法入門」
質問 金魚運動とは、どのような運動ですか。
甲田 金魚運動は、背骨のゆがみを正す効果があるので、脊髄神経や自律神経の機能が調整され、左右の神経の平衡を保つために役立ちます。便通も促進され、腸の状態も良くなり、腸の癒着がある人なんかは、これをしっかりやっていくと癒着が取れる。 それから、伸びた腸を縮める作用もあります。だから、便所から出てたら金魚運動して、便がたまって伸びていた腸を縮めていくんやな。 効果的に行うコツは、金魚運動を行う前に、まず四肢を自由に放り出して、全身の力を抜き、完全に弛緩した状態にしてから始めるとええです。 質問 背腹運動とは、どのような運動ですか。 甲田 背骨の狂いを治す一番の決め手やな。平床で寝て前後の狂い、金魚運動で左右の狂いを治す。背腹運動やると、前後も左右も同時に治る。そういう大きなメリットがある。それから腹の運動やるから、腸・内臓の血液循環が非常に良くなる。その次は、交感神経と副交感神経がピタッと揃うことによって、血液が本当の正常になってくる。 これはね、一生懸命に背骨を左右に振っていると、血液は酸性に傾く。つまり、背骨の両側に自律神経のうちの交感神経幹が走っています。ですから、背骨を左右に振っていると、この神経が緊張して、体内が酸性に傾くんですわ。実際、背骨を左右に振ったあとで調べると、尿は酸性に傾いています。 それと、背腹運動は、背骨が真ん中に来たときにお腹を引っ込ませ、背骨が左右に来たときにお腹をふくらせます。つまり、複式呼吸のお腹の動きをしながら行います。これを行うと、副交感神経が緊張して、血液はアルカリ性に傾くんです。 この、背骨を左右に振って交感神経、お腹の出し入れで副交感神経、酸、アルカリ、酸、アルカリを繰り返すことで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、中性になるわけです。 交感神経と副交感神経がそろうことが最も理想的な健康状態です。この自律神経の二つが平衡状態になったときに自分の想いを強く念じると、潜在意識に働きます。悟りのための早道と言ってもいいやろな。そうなると頭が非常に良くなります。しかも、叡智が生まれてくるんですな。 西式健康法は最初、この背腹運動だけやったんですわ。他の運動は後からできたわけです。一番大事な健康法は背腹運動です。5年間きっちりやったら生まれ変わったみたい健康になり、手相も変わって、運命が変わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.18 14:03:40
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