ラグビーW杯日本大会で、日本がアイルランドに大金星、のお話。
数希:さてさて、今回は珍しく、解説委員として、レムに来てもらったんだけど・・・。 レム:え、そうだったのか?てっきり、暇だから呼んでくれたのかと? アトラ:レム様・・・。 数希:まあ、暇だからラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会で、日本対アイルランドの試合でも見ようかということになったわけだけどね。さて、それじゃ、早速質問。アイルランドって、どんな国? レム:20世紀に入ってウチ(=イギリス)から独立した、アイルランド島の大半のエリアを領域とする国じゃないの?首都はダブリンだよね。ウチと違って、EUの通貨のユーロを導入しているよね。 トライス:お、やるじゃん。ちなみに、イギリスはEUに加盟しているけど、自国のポンドを通貨として使っているよね。・・・もっというと、EUから離脱しようとしているけど、いつまで経っても何をしたいのかわからない状態になっているよね。本当に、2019年10月末で離脱するのかな?「合意なき離脱」をしてくないとか、議会がごねているけど、正直、条件を付けていたらいつまで経っても話が進まないだろうけどね・・・。 数希:早速、辛辣な意見が始まったな・・・。まあ、離脱する側が有利になるような条件を付けたら、うまくいくわけないよね。 トライス:さて、それじゃ、本題かな。アイルランドの国家って知ってる? レム:・・・何だっけ? アトラ:レム様・・・。「兵士の歌(The Soldier‘s Song)」ですね。 トライス:さて、そこまでが前座。 【・・・あら、前座だったんだ。】 千里:そうですね。では、ここでクイズとなります。ラグビーW杯2019日本大会の試合では、「アイルランズ・コール(Ireland's Call)」がアイルランドの国歌の代わりとして歌われます。それはなぜでしょうか。 レム:・・・答え、言ってもいい? トライス:お、レムは知っているんだ?・・・じゃあ、ちょっと待っていてね。 【・・・さてさて、皆さんはおわかりですか?それでは・・・。】 レム:答えは、ラグビーの場合、出場国「アイルランド」のチームメンバーの中に、イギリスの「北アイルランド」も含まれているから、だろ? トライス:正解だな~!珍しい~! レム:・・・珍しいは余計だろ? 千里:さて、それでは補足です。先ほども、レムさんが「アイルランド島の大半のエリアを領域とする国」とアイルランド共和国の説明をしていましたが、アイルランド島全域がアイルランド共和国となっていないことがポイントですね。アイルランド島の北東部は、イギリスの「北アイルランド」となっています。ラグビーの歴史は古く、イギリスからアイルランドが独立した後も、引き続きアイルランド島全体で結成されるチームが「アイルランド」として参加していました。なお、イギリスは「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」にわかれていますね。そこで、アイルランド共和国の国歌を試合で歌うことに、特に「北アイルランド」の地域にすむ方々にとっては抵抗があったものとみられていますね。 トライス:ラグビーの歴史のほうが古いと、そう言ったことが起きるんだね・・・。 数希:ちなみに、同じスポーツでも、サッカーのFIFAワールドカップでは、「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」って言うくくりで、「アイルランド」はさらに別の国として参加しているわけだけどね。 千里:さて、本日9月28日に静岡県のエコパスタジアム行われました、1次リーグ第2戦・日本対アイルランドの試合結果となります。世界ランク9位の日本は後半18分に福岡選手が逆転トライを決めるなど、19対12で世界ランク2位のアイルランドを下しました。この結果、日本は今回の勝ち点4ポイントを積み上げ、合計で9ポイントとなりました。また、暫定ですが、日本はA組(5チーム)の中で1位となりました。 トライス:・・・それにしても、2大会連続で強豪国相手に大金星を挙げるってってすごいよね~! 【・・・さて、2戦目は優勝候補国と目されているアイルランドを相手に、ジャイアントキリング(番狂わせ)で開幕2連勝となった日本。次回の対戦相手はサモアですが、果たして、今回は1次リーグ突破となるでしょうか?】