トイレットペーパーやティッシュ、品薄状態となっていますね・・・のお話。
トライス:・・・最近、うわさに踊らされる、と言っては語弊があるかもしれないけど、街角のドラッグストアを見ていると、棚が空っぽで、なんだかなって言うのが目に見えてわかる感じだよね。 数希:その大半の原因が、新型コロナウイルスだよね。人間、わかっていないものについてはとにかく、早く何らかの情報を得たいって思うから、そんなときには冷静に吟味することができないことが多いんだよね・・・。 トライス:そうだよね。今回は、そんな中で起きたと思われる、トイレットペーパーやティッシュペーパーの品切れ騒動。1970年代の石油危機かって思うよね。 千里:それでは、2月28日のお話となります。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、全国各地でマスクが品切れとなる状況が続いています。そして、この数日ですが、トイレットペーパーやティッシュペーパーにつきましても、品切れや品薄の店舗が出ています。この原因ですが、インターネット上で流れたうわさが原因と考えられています。 翔:それは、「輸入元である中国のトイレットペーパー工場が新型コロナウイルスの感染拡大によって稼働停止となり、日本ではトイレットペーパーが入手困難になる」といった形や、「現在入手困難になっているマスクと同様に、同じ原料から作られているトイレットペーパーもいずれ入手困難になる」という形で、見た人の不安をあおる内容となっています。 数希:でも、ちょっと考えればおかしいってわかるんだけどね。まずは、最初のうわさのほう。2019年の国内出荷によると、約98%が日本製だから、もし中国のトイレットペーパー工場が稼働停止になったとしても、日本にはほぼ影響がないわけだ。次に、2マスクの性能を大きく左右するつ目のうわさのほう。一般に売られている家庭用マスクは、フィルター部分の素材は主に、「不織布(ふしょくふ)」か「ガーゼ」の2種類だからね。・・・どこに紙なんか使っているのかってお話。それとも、トイレットペーパーが布やガーゼでできているとでもいうのかな。 トライス:・・・とはいえ、目の前で棚から品物が消えていると、不安になるという感じだよね。1970年代の石油危機の時にも、当初は特売のトイレットペーパーを求めた行列から始まって、不安に思った国民が買いだめに走った結果、どんどんトイレットペーパーの買い占め騒動が全国的に広がっていったとも言われているからね。 数希:ちなみに、不安心理は日本に限らず、世界的にもあるからね。実は、日本より一足先に、香港でトイレットペーパーの買い占め騒動が起きていたんだけどね。 トライス:本来は、国が積極的に買い占めは意味のないことだと発信すべきだけど、新型コロナウイルスの封じ込めで失敗しているは、その後も相変わらずまずい対応が続いているは、で、信頼度がないから、厳しいんだよね。何より、トイレットペーパーの前に起きているマスクについても、いまだに店先で品切れや品薄状態が続いているから、不安が解消されないんだよね。 数希:信頼って積み重ねが大事だよね・・・。 翔:今回ですが、トイレットペーパーやティッシュペーパーのほかにも、おむつなどの介護用品、そして生理用品についても一部では品薄になっているみたいです。ですが、今一度冷静にお考えいただけるとよろしいですね。そしてどうか、品切れ状態のお店で、店員に食ってかかることはおやめくださいませ。 トライス:それは言えているよね。マスクなんて、発注をかけてもいくらはいるかなんてわからないわけだし。【・・・・・・正しい情報をとらえて、早く落ち着きを取り戻せたらいいですね。】