JCBを語るフィッシングメールのお話。
トライス:さてさて、今回もまた、血祭りにあげられそうな迷惑メールがのこのこやって来たから、注意喚起用にでも出しておこうかな、ということで。 数希・・・本当に、学習能力がないというか、さらされるとも知らずに、懲りずにメールを送りつけてくるよね。前回からまた、そんなに時間が経っていないわけだし。とはいえ、このご時世だからこそ、こんなメールが来てもだまされないといいよね。 トライス:・・・本当に、そんなところだろうね。それじゃ、本題にそろそろ入ろうか。 数希:そうだね。今回は、前回の三井住友銀行を語るフィッシングメールのお話に続く迷惑メール第13弾、だね。本当に、ネタが尽きないよね。 翔:なお、前回の三井住友銀行を語るフィッシングメールのお話につきましては、『三井住友銀行を語るフィッシングメールのお話。』https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202010120000/に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。 千里:そうですね。では、まずはその文面からとなります。 トライス:こんなメールが来たわけだ。ちなみに、連絡先などを誤ってアクセスされてはたまらないから、一部は加工しているけどね。 あなたのクレジットカード口座が第三者によって使用されていることを検知したので、あなたの口座が資金の安全のために凍結されたのですが、すぐにWEBサービスIDとパスワードを再登録して、制限を解除しなければなりません変更をご WEBサービスよりお申込みください。 ■ 変更をご 方法▼MyJCBログインはこちら続けるにはこちらをクリック お客様のセキュリティは弊社にとって非常に重要なものでございます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。敬具,株式会社ジェーシービー トライス:今回は、JCB・・・って、クレジットの会社かな。 数希:・・・今回はあまり中身の詳細は書かずにクリックさせるように仕向けたみたいだけど、短い文面で、日本語がダメダメすぎて、一発で化けの皮がはがれちゃうんだけどね。 トライス:そうだよね。まずは、「あなたのクレジットカード口座が第三者によって使用されていることを検知したので、あなたの口座が資金の安全のために凍結されたのですが、すぐにWEBサービスIDとパスワードを再登録して、制限を解除しなければなりません」の1文。・・・まず、長い。普通なら、「~凍結されました。」ぐらいで切るって。そして、後半の「すぐにWEBサービスIDとパスワードを再登録して、制限を解除しなければなりません」という文が、前半の流れからして、意味不明。凍結されたなら、制限を解除しなければならなくなんて、無いんじゃないのか?しかも、末尾に句点(「。」)がないし。 数希:・・・句点をつける風習がないのかな?過去のも結構句点抜けが多いよね。そして、「変更をごWEBサービスよりお申込みください。」も傑作だよね。「ごWEBサービス」って何だろう?次の、「変更をご方法」も同じだし・・・。日本語の警護って、なんでも「お」や「ご」をつければいいわけではないんだけどね・・・。 トライス:日本人じゃないよね。・・・少なくとも、クレジット会社の人がメールを送るなら、こんな変な文章では送らないだろうね。最後に書かれている、「敬具」もしかり。「拝啓」などがついていないのに、「敬具」だけあってもね・・・。 数希:さてさて、今回もニセモノだとトライスはすぐに見破ったわけだけど、それは何で? トライス:それは、俺はJCBともご縁がないからね。止められるようなら、どうぞ口座を止めてもらいたいもんだよね・・・。それこそ、JCBの利用を停止されようが全く困らないわけだし。 数希:クレジットカードって、基本的には3枚までってなっているからね。持っていないならなおのこと、即フィッシングメールだと判断できて楽だよね。 【・・・ということで、不審なメールには、クリックしないよう、十分にお気を付けくださいね~!】