現行の紙の健康保険証、2024年秋にも廃止、のお話。
トライス:・・・正直、微妙なんだよね。 レム:何の話だ?入国した外国人旅行人のマスクの取り扱いの話か? トライス:お、レムか。今日もこの時間に、イギリスからご苦労なことだね。確かに、10月11日からは外国人旅行者への規制が大幅に緩和されたからこそ、ありえるかもね。 千里:10月11日の話題ですね。日本時間で11日午前0時(日本時間)以降につきまして、新型コロナウイルスによる感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除き、全ての帰国者と入国者について、原則として入国時の検査を実施せず、入国後の自宅または宿泊施設での待機、待機期間中のフォローアップ、公共交通機関不使用等を求めなくてよいことを外務省では公表しています。ただし、全ての帰国者・入国者について、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに掲載されているワクチンの接種証明書(3回)または出国前の72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出を求めることとしています。なお、同じ10月11日(東京都 10月20日)からですが、1泊あたりの宿泊代が最大で40%(旅行商品は最大で8000円、そのほかは最大で5000円)が割り引かれる「全国旅行支援」が12月下旬(東京都は12月20日)まで実施されます。トライス:そういえば、「全国旅行支援」もスタートしたんだっけ。・・・それはさておき、これまでの政権でも徐々に入国の水際措置を緩和してきていたけど、最終的に外国人旅行者に対して、第101代首相になった岸田政権が新型コロナウイルス感染症による入国制限が起こる前までの状況に、事実上の制限解除をしたというわけだよね。もちろん、まだワクチンの3回接種が完了した証明書が必要という点では新型コロナ以前とはちがうわけだけどね。これで外国人旅行者の個人旅行も大丈夫になったことだし、レムも近いうちに日本に来られるようになるのかな? 翔:なお、第101代首相に岸田文雄氏が選出のお話につきましては、『2021年の振り返り【その2】:第101代首相に岸田文雄氏が選出・・のお話。【前編】』https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202112300000/に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。 レム:もちろん。そこのところは抜かりないよ。既に3回ほどワクチン接種をしているわけだから。だから、今は準備を進めているんだよね。 トライス:そうなんだな。まあ、前々からレムは日本に来たがっていたからな・・・。でも、その中でもまだ日本ではマスクを着用する人、状況が多いだけに、そこがやや、外国人旅行者にとっては微妙だろうね。 数希:そうだよね。現状、新型コロナウイルス感染症での感染対策として、政府は屋外では原則としてマスクの着用は不要、屋内でも2mを目安として、周りとの距離がとれて会話をほとんど行わなければマスクを着用する必要はない、とするルールを示しているんだけどね。でも、これは諸外国と違って、あくまでも法律の裏付けがないだけに、この解釈が外国から旅行者にとってはわかりにくいだろうね。特に、外国では大半の国でマスクをつける習慣が少なくなってきているみたいだし。 トライス:あくまでもお願いなだけに、日本人の間でもマスク着用については意見が割れていて、トラブルが起きることも少なくはないわけだからね。外国人なら、なおさら不可解に思えるかもね。とはいえ、公共交通機関では通勤時間など、2m以内に複数の人が密集するほど人が多いわけだし、そこは日本国内でのマナーとして、外国人もしっかりマスクを着用してほしいところだね。 レム:・・・そんな感じなんだな。確か、そういう行った先の土地や環境に入るときにそこでの習慣ややり方に従うってことを、日本の慣用句で、「多勢に無勢」って言うんだったっけ? 数希:それを言うなら、「郷に入っては郷に従え」だ! アトラ:レム様・・・。なお、英語では「When in Rome, do as the Romans do.」とも言いますね。 トライス:・・・って、かなり脱線して居るけど、今回言いたかったことは、違うわけだけどね。 レム:じゃあ、何なんだ? トライス:今回は、現行の紙の健康保険証の話にしようかな。 千里:そうですね。10月13日のお話ですね。河野太郎デジタル大臣は13日、現行の紙の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、今後はマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方針を正式に発表しました。一部の医療機関では「マイナ保険証」の運用が2021年10月より始まっています。このほか、同じく2024年度末の一体化を目指している運転免許証につきましても、時期をさらに前倒しできないか、警察庁と検討を進めていることを明らかにしています。また、カードを持ち歩かなくても済むように、マイナンバーカードの電子証明書をアンドロイドのスマートフォンに搭載するサービスの提供につきまして、2023年5月から開始する方針を表明しています。 数希:ちなみに、10月11日時点のマイナンバーカードの交付率は49・6%で、およそ2人に1人といったところなんだよね。政府としては、2022年度末、つまり2023年3月までにマイナンバーカードをほぼ全国民に行き渡らせたいって目標を立てているけど、まだそこは道半ばかな。 トライス:まあ、俺みたいにメリットがなければ申請しないって人は少なからずいるよね。マイナポイント、全然メリットがないって思っているし。それに、政府は2023年4月からは医療機関などに「マイナ保険証」用のカードリーダーの設置を義務づける方針を出しているけど、どうなんだろうね。ちなみに、現時点では、医療機関では約3割の設置率みたいだね。 数希:申請の面倒さやらセキュリティーへの不安やらで、なかなかトライスを含めて、マイナンバーカードの申請に踏み切らないのだろうね。はっきり言って、ポイントというエサがあれば国民が食いつくって思っていたのだとすれば、それは正直、政府の見通しが甘いわけで、周知不足はただの怠慢だよね。何より、これまで任意だと言っていたマイナンバーカードの取得を事実上義務化することへの説明はしっかりしないといけないだろうね。もし、紙の健康保険を廃止した後、マイナンバーカード自体を取得していない人はどのような対応になるのか、そこの説明もないわけだからね。 トライス:保険証とか免許証とか、まとまる方が便利かもしれないけど、紛失したとかでの再交付などに時間がかかれば、その間に必要になった場合にどうするのかってことになるだろうしね・・・。まずは、政府にはもう少ししっかり詳細を詰めてから説明してもらいたいところだよね。 【・・・さて、マイナンバーカードの取得、今後どうなっていきますかね。そして、皆様はもう、取得されていますかね・・・?】