2022年の振り返り【その3】:改正民法の施行による、146年ぶりの成年年齢の変更・・・のお話。
【・・・さてさて、今回は2022年の振り返り第3弾、となります。】 翔:なお、2022年の振り返り第2弾のお話につきましては、『2022年の振り返り【その2】:32年ぶりとなる、1ドル151円台になったわけですが・・・のお話。』https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202212300000/に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。 トライス:・・・さてさて、2022年も残すところ、あとわずかだね。 数希:そうだよね。今日の12月31日かつ、2022年は、いずれも残すところあと2時間弱になってきているわけだからね。じゃあ、2022年の記憶に残っている話題、あとは何がありそうかな? 千里:それでは、改正民法の施行による、成年年齢の変更はいかがでしょうか。 トライス:じゃあ、今回はそれにしようかな。ちなみに、何年か前にも取り扱ったことがある話題だけどね。 翔:なお、成年年齢の変更のお話につきましては、『成人の日と、成人式と、成人年齢のお話。』https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/201901140000/に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。 千里:そうですね。2022年4月1日の話題です。2018年6月に国会で成年年齢が満20歳から満18歳へと引き下げられる改正民法の法案が成立しました。その後、2022年4月1日にこの改正民法が施行されました。成年年齢の変更は、146年ぶりとなります。なお、これに伴い2022年4月1日の時点で満18歳以上満20歳未満の方、つまり、2002年4月2日生まれから2004年4月1日生まれまでの方につきましては、4月1日に成年に達することとなりました。 レム:そっか、確かに、ちょうど間(はざま)の人もいるから、その人たちへの対応って必要になるよな。 トライス:146年ぶりの改正って、結構すごいよね。 数希:そんな感じ。ちなみに、2022年4月1日からは、クレジットカードの作成を親の同意なくできたり、有効期限が10年間のパスポートも取得できたりするようになる一方で、ギャンブル依存症対策などの観点から、飲酒や喫煙、公営競技(競馬や競輪、オートレースなど)は満20歳以上のままで変わらないんだけどね。そして、女性が結婚できる年齢について、満16歳以上から満18歳以上に引き上げられて、男女ともに満18歳以上で統一されたんだよね。 トライス:今回の改正によって、世界の主流である満18歳で成年年齢に達するという考え方に日本も入る一方で、これまでセーフだった満18歳や満19歳の方々の、悪徳商法などによる消費者被害の拡大が懸念されちゃうわけだけどね。2022年3月31日以前までなら、満18歳や満19歳について、民法では未成年者の扱いだったから、親の同意を得ずに契約した場合、原則として親が未成年者取消権をもとに契約を取り消すことができていたからね。 レム:そうなのか・・・。 トライス:まあ、年齢はいくらだろうと、警戒するに越したことはない、ということで。 数希:・・・ということで、振り返りはここまでかな。それでは・・・。 トライス/数希/千里:それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ! 【・・・来年が良い年になりますように~!】