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カテゴリ:おまけ!
トライス:・・・さて、2020年もいよいよ今日の12月31日を残すのみだよね。
数希:2020年の年明けの時は、まだ366日もあるんだって思っていたけど、本当に、あっという間に時が過ぎ去ったよね。「光陰矢の如し」、だね。
レム:それはどういう意味だ?「行員屋の如し」って?銀行員はあっという間に担当が変わっていくって意味か?
トライス:・・・間違っちゃいないんだろうけど、慣用句としては誤りだね。
アトラ:レム様・・・。
トライス:それにしても、2020年までで、2021年からは大きく変わっていくというものがいくつもあるけど、地味に驚いたのが、「生物季節観測」についてだったな。
千里:そうですね。11月10日の話題となります。気象庁は10日、1953年以来、約70年間にわたって観測されてきました、花の開花やウグイスの初鳴きなどから季節の移ろいをとらえる「生物季節観測」の対象につきまして、2021年から対象を「アジサイの開花」「イチョウの黄葉・落葉」「ウメの開花」「カエデの紅葉・落葉」「桜の開花・満開」「ススキの開花」の6種類・9現象に縮小することを発表しました。2020年までは「生物季節観測」の対象が動物では23種類、植物では34種類と、合計で57種類ありましたが、2021年からはその対象のうち、およそ9割が廃止となります。
翔:なお、2020年まで観測されていた対象は、あいうえお順に、次の通りです。 ※【 】が2021年以降も観測される対象です。
■動物(計23種類) あきあかね/あぶらぜみ/うぐいす/えんまこおろぎ/ かっこう/きあげは/くさぜみ/くまぜみ/ さしば/しおからとんぼ/つくつくぼうし/つばめ/とかげ/とのさまがえる/ にいにいぜみ/にほんあまがえる/ はるぜみ/ひぐらし/ひばり/ほたる/ みんみんぜみ/もず/もんしろちょう
■植物(計34種類) 【あじさい】/あんず/【いちょう】/【うめ】/ 【かえで】/かき/からまつ/ききょう/くり/くわ/ 【さくら】/さざんか/さるすべり/しだれやなぎ/しば/しろつめくさ/ すいせん/【すすき】/すみれ/ たんぽぽ/ちゅーりっぷ/つばき/でいご/てっぽうゆり/ なし/のだふじ/ ひがんざくら/ひがんばな/もも/ やまつつじ/やまはぎ/やまぶき/ らいらっく/りんご
ですね。
レム:そんなにあったのか?なんで一気に廃止にしてしまうんだ?経費削減の一環か?
数希:う~ん、どちらかというと、職員が減っていて、手が回らないという側面の方が強いみたい。そして何より、こういった対象を観測するのは気象台や測候所なんだけど、周辺の生態環境が変わってきていて、なかなか対象を見つけることができなくなってきていることが、主な理由みたいだけどね。
トライス:例えば、俺の通勤途上で、ツバメやアブラゼミは目にしたことがあるけど、ホタルにもトノサマガエルにも出会ったことはないかな。そして、最近は、トンボはほとんど見かけなかったかな・・・。標本とする植物の確保や対象の動物を見つけることが困難になってきているから、51種類を一気に廃止にするみたいだけど、ちょっと廃止にしすぎだよね。動物ならまだしも、植物は枯れない限り、次の年も観測できるわけだし・・・。そして、観測できないなら観測できないで、もし全国的に見て生息数が減っているなら、その種類が絶滅の危険性があるとか、別の意味で貴重なデータにつながるわけだから、続ければいいのに。
【せっかく約70年かけて続けてきた「統計」ですので、何らかの形で観測を続けてほしいものですね・・・。】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 31, 2020 01:13:41 AM
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