|
カテゴリ:おまけ!
トライス:・・・平日の月から金の中で祝日が入ってくると、なんかうれしいかもしれないな。
レム:そういえば、以前も祝日のことで話したことがあったよな。
翔:なお、前回の祝日のお話につきましては、 『2020年7月の4連休の中に含まれる、2日間の祝日の名称は?・・・のお話。』 https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202007230000/ に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
レム:ちなみに、今日の2月11日って何の祝日なんだ?
トライス:「建国記念の日」、だね。
千里:そうですね。本日2月11日は、日本では「建国記念の日」という祝日となります。「国民の祝日に関する法律」で日本の祝日は定められておりますが、1966年に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として2月11日を「建国記念の日」と定めています。
レム:そうなのか・・・。でも、なんでまた、2月11日にしたんだ?新年の1月1日とか、切りのいい日じゃないのか?
数希:そこだけど、日本の初代天皇の神武天皇が2月11日に即位したことにちなんで、なんだよね。
レム:そうなのか?そんなことまでが分かっているのか?!・・・日本ってつくづくすごいな。
数希:あくまでも、日本の昔の書物に記載されているお話をもとに、祝日を決めたわけだけどね。太安万侶(おおのやすまろ)が編纂(へんさん)したと伝えられる『古事記』や『日本書紀』といった、日本で最古といわれる奈良時代の歴史書の中で神武天皇について触れられているんだけど、このうち『日本書紀』では、神武天皇の即位した日について、神武天皇元年(紀元前660年)1月1日と書いてあったんだ。この日付は旧暦だったから、新暦、いわゆるグレゴリオ暦に直したら2月11日にあたるんだよね。
レム:そっか・・・。あれ、祝日の名前は、「建国記念『の』日」なのか?「建国記念日」ではないのか?
トライス:お、レム。いいことに気づいたね。・・・じゃあ、そこも千里、お願い。
【・・・毎度の丸投げ、ですな。】
千里:こちらですが、1966年に制定された際の事情が入っております。もともと2月11日につきまして、「日本国を建国した日」として1873年に「紀元節(きげんせつ)」という名称で祝日が定められました。その後、太平洋戦争終結後の1948年、当時日本は連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の占領下に置かれておりましたが、このGHQの意向によって廃止されました。ですが、この廃止された「紀元節」の復活に向けた動きが高まり、1966年に「建国されたという事実そのものを記念する日」として国民の祝日に制定されました。
トライス:諸説あるけど、要するに、「大人の事情」だよね。1950年代に「紀元節」復活の動きはあったものの、イデオロギー的な対立もあって、2月11日を祝日にすることへの反対もあったんだよね。そこで、「の」を入れて、「そのものではない感」を出したということかな。
レム:そうなんだな・・・。
トライス:そういえば、イギリスではないのか、「建国記念日」って?
レム:記憶にないけど?
アトラ:レム様のお話の通り、イギリスには「建国記念日」の祝日はございません。
数希:イギリスも歴史が長いからね・・・。アメリカ合衆国なら、それこそ1776年のアメリカ独立宣言で署名がされた日である7月4日を、「独立記念日」としているわけだけどね。ほかにも中国では、毛沢東が1949年に天安門で新たな中国の建国宣言をした日である10月1日を、「国慶節」にしているよね。このほかにも、フランスでは1789年のバスティーユ牢獄襲撃に始まるでフランス革命が始まった日である7月14日を、「パリ祭」としているかな。さらにドイツでは、1990年にドイツ連邦共和国(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)が再統一した日である10月3日を、「ドイツ統一の日」としていつよね。
レム:結構、歴史的な出来事が祝日と関係しているんだな・・・。
【・・・皆様は、「建国記念『の』日」という祝日の意味、お分かりでしたか?】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 11, 2021 05:04:51 PM
コメント(0) | コメントを書く
[おまけ!] カテゴリの最新記事
|
|