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トライス：・・・さて、今回はさらっと言って終わりにしようかな。解釈が分かれる話だから。でも、ひとこと言っておきたいんだよね。

レム：東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長が辞任したってやつのことか？

トライス：お、レムか。・・・まったく、とんでもないときにぶっこんでくるよね。確かに、2月12日に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任を表明したわけだけど、これについても多少はモノ申したいところだけどね。まあ、後任が決まったころに、いくつかいうことになるかな。・・・でも、今回は違うかな。

アトラ：レム様・・・。

レム：じゃあ、何を言いたかったんだ？

トライス：いうなら、「国の借金」についてなのかな。

千里：そうですね。2月10日の話題となります。財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計したいわゆる「国の借金」につきまして、2020年12月末の時点で1212兆4680億円と初の1200兆円を突破し、過去最大を更新したことを発表しました。この要因として、新型コロナウイルス感染症対策の支出のため、この1年で100兆円を超える新規国債の発行を行ったことが挙げられます。

数希：ちなみに、総務省による2021年1月1日の総人口の1億2557万人を使うと、国民1人当たりの借金は約966万円になるという計算もあるけどね。

レム：それってかなり、すごい額だよね。それで、何で解釈が分かれるんだ？

トライス：「国の借金」ってところかな。便宜的にこう書いているけど、実際は「日本政府が発行している国債」から来ているから、「政府の借金（負債）」というべきなんだよね。政府が年度予算を作るときに国債を発行しているわけだし・・・。政府が借金したからって、国民が借金をしているわけではないからね。さっきの国民1人当たりの借金、という議論にも、本来はならないわけだけど、どれくらいの規模なのかをわかりやすくしているだけなんだろうけどね。・・・とはいえ、毎年政府が馬鹿みたいに国債を発行し続けるのは、これまた、工夫する能力がないわけだけどね・・・。

【・・・国債、買う方もいるわけでしょうが、周りで（国債を）買った方を目にしたことがないんです。皆様は、見たことはありますか？】