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【※ちなみに、今回は続報です。】

トライス：どんな情報だったんだ？気象庁は。お詫び会見だったの？

数希：それはなかったかな。とりあえず分かったことは、今回の火山に伴う「潮位変動」はまだ「津波」とは言えないから、発令された警報の解除を含めて今後のことはまだ何とも言えない、という話だったね。

翔：なお、前回の津波警報発表のお話につきましては、

『夜の奄美群島・トカラ列島では津波に要注意（2021年1月16日）のお話。』

https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202201160000/

に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。

千里：そうですね。本日1月16日の話題ですね。なお、16日午前2時54分にですが、新たに岩手県が津波注意報から津波警報に切り替えられました。新たに津波警報の発令されました岩手県沿岸の方は、海岸や河口付近から離れるようにお願いいたします。なお、午前3時30分現在の、80cm以上観測された津波をお伝えしますね。

奄美大島小湊　　　15日23時55分　　 1m20cm

岩手県久慈港　　　16日 2時26分　　 1m10cm

東京都父島　　　　15日22時52分　　　　90cm

高知県土佐清水　　16日 0時23分　　　　90cm

和歌山県御坊　　　16日 0時31分　　　　90cm

北海道浜中町　　　16日 1時05分　　　　90cm

和歌山県串本町　　16日 1時23分　　　　90cm

高知県室戸　　　　16日 0時15分　　　　80cm

八丈島八重根　　　16日 3時04分　　　　80cm

数希：さて、気象庁の会見が、16日午前2時に始まって今回の津波警報発令のいきさつを伝えていたんだよね。それによると、15日午後1時10分ごろ、トンガの北にあるフンガハアパイ火山で大規模な噴火を起こして、トンガ周辺で潮位の変化があったんだよね。そして、午後8時過ぎから噴火した時の衝撃波とみられる気圧の変化が日本全国でみられたことも言っていたね。気圧の上昇が、だいたい2hPa（ヘクトパスカル）くらいみられたんだって。

トライス：普通、台風や高潮とかなら気圧が下がるような気がするけどね。上がったんだ？

数希：そうなんだよね。おそらく、「空振」だといわれているね。本来の津波よりも早い時間に「津波」らしい潮位変化が見られたんだって。これも、今後解明を進めていくことになるみたい。

トライス：それで、続きは？

千里：そうですね、その後は、今回の津波警報発令の話についての回答がありました。噴火後、海外の途中地点など、周辺の観測状況では潮位変化がない一方で、1月15日22時以降に日本付近で、（地震による津波ではなく、）通常の津波とは異なる、大きな「潮位変動」が実際に観測されたことから、1月16日0時15分に警報などを、既存の防災システム（津波警報を知らせる「緊急速報メール」）を使って防災を呼び掛けたとのことでした。そのため、まだ気象庁としては、現在のところ、今回の「潮位変動」を「津波」と明確に判断しておりません。なお、津波警報としては、平成28年（2016年）11月22日の福島県沖地震の津波発表発令以来とのことでした。

数希：今回発令が遅くなったのは、地震の「津波」に対して、今回の噴火の場合は、それこそ海外の途中地点などでは潮位変化がなかったとか、メカニズムが違って「津波」と定義できないからなんだって。今後の予測が難しいだけに、岩手県が津波注意報から津波警報に切り替えられたように、今後より高い潮位を観測したところでは、津波注意報から津波警報に切り替えられる可能性はあるって言っていたね。ちなみに、今出ている津波警報や津波注意報は、解除の見通しが立っていないみたい。

トライス：そんな感じなんだね。早く、日常に戻るといいよね・・・。

【・・・とりあえず、警戒は続けていたほうがいいですね。】