サイディングって、、
家の外壁についてお話しますね。 今日本で一番使用されている外壁材である『サイディング』 多くはコンクリートで出来ていて、今でもハウスメーカーを始めとした多くの住宅の外壁に使われていますが、これが曲者なのです。みなさんは、真夏の炎天下にあるコンクリートを素手で触ったことがあるでしょうか。反射的に手をひっこめてしまうぐらい熱くなっていることをご存知の方も多いと思います。逆に、冬場のコンクリートは寒くて触ってられません。思わず手がくっついてしまうような感覚にさえなります。このように、コンクリートは『熱を伝えやすい』という性質を持っています。これが外壁に使われていたらどうなるか?夏・・・。太陽の熱によって猛烈にあたためられたコンクリート製のサイディング。室内ではエアコンを使って空気を冷やす。すると、その境界線で温度差による『結露』が起こります。夏場にガラスのコップに着くのが結露ですが、あれが建物の「壁の中」で起こるとお考えください。グラスウールなどの質の悪い断熱材を使ってる場合は、断熱材の中で結露を起こしてしまい、木の柱や土台といった構造材をも腐らせてしまうのです。