自分の成功,他人の成功
斎藤茂太(2005)「いい言葉は,いい人生をつくる」成美文庫.本書は筆者の手帳にある言葉を紹介しながら,人生の楽しみ上手になるコツをまとめています。「後れをとってうつむいた時,足元に成功が見つかる」より高いポストや収入を目指すのは,ビジネス人としては当然かもしれない。だが,その代償に,たとえば家族と楽しむ時間を引き換えにしている人は少なくない。何かを手に入れるために,何か貴重なものを失うパターンだ。あなたがうらやんでいる相手も何かを失っている,だから心を安らげなさいといいたいのではない。「その人と同じものを目指す必要はない」といいたいのだ。人は人,自分は自分だ。誰だって,人生は一回きりしか生きられない。自分が本当にやりたいこと,欲しいものを目指して進んでいく。それが人生の成功というものだ。そう気づけば,他人の動向など,あまり気にならなくなるはずだと思う。人は人,自分は自分という姿勢を確立できると,不思議なほど他人の言動に心が波立つことが少なくなることを知ってほしい。---------------------------引用はここまで---------------------------どういう夢をかなえるための成功かを考えないと,後で振り返ったときにつまらない人生だったということになりかねません。何でもいいから夢をもって生きていれば,それだけで苦しいことも意味のあることになりそうです。でも実際には,苦しくて途中で投げ出したくなる瞬間はたくさんあります。だから常に初心を忘れずに,心にいつもとどめておく必要がありそうです。目先の成功や失敗に振り回されずに,もっと先を見据えた行動をしなければと改めて考えさせられます。ブログランキングに参加中。毎日1回クリックで応援よろしくお願いいたします。