つかず離れずの人間関係
人はどうしてこんなにも人間関係で思い悩むのでしょう。人はやっぱり一人では生きていけないですね。最近の若者は閉じこもって人とのかかわりを避ける傾向もあるみたいですが,それでもたった一人ではどうしても生きていけません。人は人との関係の中で生きる生き物ですね。さらにその関係の中で相互を思いやりながら協力しあって大きいことを成し遂げるのですね。最近は共同でお仕事をすることがありますが,それぞれやっていることは同じように見えて考えていることは結構違います。だから意思疎通をしっかり図ってその都度方向性のすり合わせをしないといけません。それからそれぞれ自分の立場というものがあって,そのなかで利害も生まれてくるので,単に自分の都合だけを優先するわけにはいきません。真のwin-winの関係というものも存在するわけではなく,ひとつのことを共同で成し遂げるには,自分が犠牲にならなければならないこともあるわけです。といっても,自分が引き受けたことも回りまわって自分の肥やしになることは間違いないです。いろんな人と心地よい人間関係を築くためには,特定の人とだけ深く付き合って依存しあわないことかと思います。「広く浅く」の付き合い方ですが,それだと相手から裏切り者と思われることもあるかもしれません。ただ,特定の人に依存しすぎた関係だと,それ以外の人を排除してしまいます。お互いに価値観のまったく同じ人と一緒にいると考え方が凝り固まってしまいます。いつも連絡を取らなくても,必要に応じて連絡を取り合えずつかず離れずの人間関係がストレスなく自分も成長できるコツかもしれません。