ブレードランナー3
ブレードランナー3価格:2,100円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)「きみが鍵なのだ、デッカード」ブリーフケースのなかから声が囁いた。きみがレプリカント反乱成功の鍵を握っているのだと…21世紀、地球を巡る巨大な軌道スタジオ、アウター・ハリウッド。忠実に再現されたLAのセットのなか、デッカードは自分の伝記映画の撮影に雇われていた。かつてブレードランナーとして逃亡レプリカントと演じた数々の死闘は、いまや都市伝説と化していたのだ。が、撮影現場に謎の刺客が放った銃声が鳴り響き、凶弾に倒れたかつての僚友からひとつのブリーフケースを手渡されたとき、デッカードは再び巨大な陰謀の渦中へと巻き込まれていった。時を同じくして、火星移民居留地でデッカードの帰りを待ち続けるサラのもとを、二人組みの謎の密使「親衛隊」が訪れていた。そして、いまだ彼女から造り出されたレプリカント、死せるレイチェルに思いを馳せ続けるデッカードへの愛憎を胸に、サラもまた一路、陰謀渦巻く地球へと向かっていった。小説版の第3弾。ブレードランナーの映画版のイメージを大事にしつつ,スケールはどんどん大きくなってきます。レプリカントについて,またそれらを製造したタイレル社の噂が飛び交う中,人間とレプリカントを区別する判断基準がなくなっていきます。何よりも,デッカード自身が人間なのか,レプリカントなのか。登場人物がデッカードにいろんな噂を投げつけてきます。読者もそれらに振り回されてどれが本当の情報なのかわからずに混乱するかも知れません。最後にはどんでん返しがありますが,最後の最後まで真実が明らかにされないサスペンスになっています。それにしても長編すぎて読むのに時間がかかりました。