電子書籍市場
今日のGolden Hourは電子書籍事情です。日本で初めてブログを始めたというお茶の水博士と津田大介の対談でした。アマゾンのKindle fire,楽天のKobo,ソニーのReader,アップルのiPad。毎年のように電子書籍元年といわれているにもかかわらず,なかなか普及しない日本。電位書籍端末は徐々にそろってきました。問題のひとつは,電子書籍によって読みやすさが違ったり読める本が限定されていたりという機器やコンテンツなどの供給側にあります。もう一つはそもそも日本人は本を読まなくなっているのではという,需要側の問題もあるかもしれません。アルゴアのアワチョイスという不都合な真実の第2弾。iPadでは非常に読みやすい構成になっているそうです。写真つきで,写真の右下のリンクを押せばグーグルマップでどこか教えてくれます。また動画を流しながら文章を読めるといったように,気持ちよく文章が読めます。いま相当売れているようです。過去10年のデジタルコンテンツ別市場規模では動画が圧倒的に伸びていて,音楽はむしろ下降線をたどっています。電子書籍は少しずつの増加で,1兆円を超えたぐらいです。電子書籍の場合は漫画を置いておけないので,電子書籍で持っておこうというニーズがあるようです。単行本は1割ほどしか落ちておらず,出版不況といっても雑誌の売れ行きが大幅に落ちているようです。電子化の際のもう一つの問題は,著作権のあり方です。日本の場合は出版の権利が作者側にあります。また,本の出版社側の権利が大きく,現状では電子化されていないものは自炊するしかなくなっています。しかし,自炊代行業は著作権法上は違法になります。