秋学期開始
1・4年生の対面授業がいよいよ始まりました。検温を受けたうえで当初とは異なる広い部屋に間隔を空けて座ります。1年生は春学期の初回授業の雰囲気にさらに輪をかけて緊張した面持ちで席についていました。一番のネックは事情により実家からオンラインで参加する学生が2名いたことです。実質,対面とオンラインとのハイブリッド形式にしないといけません。自分のパソコンだけでやり取りすることも考えましたが,学生相互のやり取りが難しいと考えて各自パソコンでウェブ会議にアクセスしてもらう方法を採用しました。しかし,最初に学内LANにつなぐのが初めてだったために悪戦苦闘。さらに,ブレイクアウトセッションで自己紹介をお互いにしてもらいましたが,どうしても近い場所同士でハウリングが起きてしまいました。ウェブで音声を出せる機器は限定しておかないといけないと感じました。対面で学生同士がコミュニケーションするときには,どうしても対面で会話することになるのでどうすれば感染リスクを抑えつつ効果的なコミュニケーションを図れるか悩ましいところです。4年生はパソコンを用いずにとりあえず紙媒体の課題資料を持参してもらう方法を取りました。ただ,印刷ができないという理由で持参できなかった学生もいました。対面でのやり取りは問題なかったですが,こちらもハイブリッド形式になるはずが,当日アクセスがなくて結局ハイブリッドが叶いませんでした。一番のネックは論文を書くために必要なデータ加工の方法を対面で指導しにくいことです。パソコンをいまだ持っていない学生がいることと,対面で個別にやり取りする必要があることです。前者の問題はパソコン演習室が借りられるようになってクリアできました。今のところ,全体の過半を対面にして,残りはオンラインにするやり方を考えていますが,オンラインで対面と同様のパソコンを使った指導ができるかどうか非常に心許ないです。しばらくは最適解を探って試行錯誤することになりそうです。