天白区を歩く②
街歩きは最終回を迎えました。塩釜口スタート植田橋から国道153号線が始まります。地下鉄鶴舞線の高架計画の名残です。不自然に両側が一方通行の道路になっています。植田城跡。と言われても自動車修理工場で跡形もありません。馬頭観音。もともと飯田街道沿いにあったようです。お堂の前には馬が飲める水瓶が備えられています。植田八幡宮。植田城主横地家が修造したそうですが,創建は不明。境内に古墳の一部が残存していますが,社殿改修で多くが削られてしまいました。全久寺植田城主横地氏が建立。境内には伊勢湾台風で被害のあった木が残っています。本堂内はモダンなつくりです。泉称寺創建は不詳です。栄久寺1480年,植田城主横地氏の家臣室賀多聞の屋敷にお堂を建てたのが始まり。濃尾地震で全壊し,復旧に40年かかったそうです。以上の3寺はいずれも天白川方面の別の場所にあったものを,水害から守るために移築したもののようです。塔の前古碑室町から戦国時代と思われる横地氏ゆかりのお墓です。植田墓苑内にあります。歴史を中心に地域のなりたちがよく理解できました。実際に歩くことで,土地の起伏や表札での名前を確認できたのがよかったです。また違う機会があれば参加したいと思います。