反常識講座
渡辺淳一(1998):「反常識講座」光文社.内容(「BOOK」データベースより)いま、常識の反対が常識。常識を捨ててスリムになろう!誰もが常識として信じている概念を、著者独自の理論でくつがえす。現代を生きるためのイレブン(11章)。 鈍感力につながる反常識(ものの見方を変えること)のススメです。非常識と反常識とは違います。非常識は,ただものを知らないだけのことだが,反常識とは,常識を知った上で,それにチャレンジすることである。ゴマスリも美徳実際,人間というものをよく見ると,清く正しく誠実なんていうのは嘘で,リアリティがないことに気が付く。それより本当の人間は,そんなたいそうなものでない。清く誠実なんてことからほど遠いところにあるからこそ,道徳や倫理などが大声で叫ばれる。いいかえると人間という存在自体が,もともと清く正しく誠実な存在ではないから,「清く正しく生きよ」と教えているのである。要するに,それは努力目標で,最初から目標値そのものの人間になってしまっては味も素っ気もない,ロボットみたいな人間になってしまう。--------------------------------------------人の気に入るようにふるまうことの効用を説いています。多少のお世辞めいたことでも人間関係をよくするための台詞ならどんどん使っていったほうがよさそうです。そもそも清く正しく生きるにといった考え方は努力目標としてふさわしいか。それはあるべき社会規範として常識となっている面がありそうです。しかし,社会は周りの人間との関係のなかで成り立っています。その関係を維持するためにつかなければいけない嘘やお世辞もあるかもしれません。そういったものもうまく使えば,逆に真っ正直な人間よりも人生が豊かになるのではないか。ブログランキングに参加中。毎日1回クリックで応援よろしくお願いいたします。