骨壷…
早朝に電話…ブログにも良く登場する”池本氏”からだった。病床についていたお父様が亡くなったらしい。しっかりした声で淡々と話しているが、やはり大きな悲しみを感じる…生前のお父様の気持ちを汲んで、たいそうな葬儀は行なわないとの事。家族、親族だけで故人を偲び、見送るそうだ。が、葬儀屋さんを呼ばないので「棺」が無い。「骨壷」も「献花」も無い…「棺」は親しい木工家【Sign】の”湯浅君”に依頼。彼ならば一日で作れるだろう。僅か一日で燃やされる作品…彼は心を込めて作ったんだろうな。「献花」は【風草木】の”森川君”が請け負った。彼の得意なプランツで「森の中」のような空間を演出してくれるだろう。「骨壷」は…ボクが手配をした。陶芸家【唐古炉】の”平井君”をたずねた。彼は先日の陶芸展で新人賞を取った実力者。その最新の作風の「蓋付きの器」を譲ってもらった。実は「タイムカプセル」と言う名前なのだが…骨壷にはピッタリかな?取り合えず”池本氏”の実家に届けた。葬祭は明日。前述の作家は誰も参列はしない。しかし、彼らの手による作品が「追悼の心」をお父様へ届けてくれるだろう。。。