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カテゴリ:桃太郎+金太郎
今朝から読み始めて、明日も仕事だというのに、夜中に一気に読んでしまった。 (子どもが寝付いてからの帰宅の日は、かえって夜更かししちゃう。子どもと寝ると朝まで起きられないからねぇ、あはは) そもそも、biz-momという雑誌で知った本。 新しい雑誌があれよあれよという間に作り上げられる様は、本当に引き込まれて一気に読んでしまった。まさに、痛快! そして……、今、私は編集者ではないものの、雑誌とも無縁ではない世界で仕事をしている。 主人公が夫と娘のことを巡って言い争い、娘が主人公をかばうシーンは確か帰りの電車の中で読んだ。ここら辺りから、涙腺がゆるくなってきて、最後は洟をかみかみ、読了。 私は、1年半後に控えた長男の小学校入学後の働き方について、最近、よく悩んでいる。 そこへ、この主人公の娘は小学校1年生。 未知の世界「小学校」に思いを馳せながら、自分の状況とダブらせて読んだ。 何箇所か、心に響いた言葉はあったけど、今の私に1番はこれかなぁ。 p.298 ……五年や十年の空白なんてたいしたことない、って思えた。……ただただ今この瞬間を大事にしようと思った……。 今までの職業観に影響を与えた本は、高校時代に1冊、社会人5年以内に1冊あったけど、久々に、これが加わった。 また、社内では「墓場」の様な「新雑誌準備室」の冴えない面々が、実は、それぞれに得意な分野で大きく飛躍する様は、の最後に出て来る、「ひび割れ壺」の物語を連想した。 ひびが入った壺は水を運ぶには、役に立たない半人前だ。 だけど、ひびから水が零れ落ちて、道端の花を咲かせることが出来た。 美しい花を咲かせてくれた。 独身の頃のように、出産前のように、思い切り仕事は出来ないけれど、 何か違う方面では、きっとプラスになっていることもあるのだろう、と ここ数年の「ハンデ」で時折(いや、しょっちゅう)自信もなくすけど、ちょっと自分への励ましみたいに思えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月01日 04時49分05秒
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