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ミキティのワーキング・エブリデイ

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2004.03.16
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カテゴリ:人材育成
「5S」って御存知ですか?

 整理
 整頓
 清潔
 清掃
 しつけ

さ行ではじまるこの5つの言葉を「5S」と言います。

まあ、家庭でも会社でも、基本は掃除って言いますよね。
かくいう私は、ハズカシながら少々苦手なんですが……。

会社の場合には、生産性を向上させるために5Sを推進しているところが多いです。

で、例にもれず、今年から、今私がいる事務所でも取り組むことに……。

工場では5Sと呼んでいますが、事務所では「環境整備」と呼んでいます。

マネジャーが5人集まって、「どうやって環境整備」を進めるかを討論しました。

「まず、自分のデスク周りから……強制的にやらせる。しつけだ! しつけ! 」

「社長が旗を振ってくれないと、みんな動かないよ」

「全員でやる時間を決めよう。仕事が忙しいと言って、やらない人がいる」

さまざまな意見が出ました。

私としては、強制論には少々反対です……。

押さえ付けて、社員をしつけようとしても、うまくいかないんじゃないかなあ……と思います。
一時的にはきれいになっても、5Sのことを誰も言わなくなったら、あっという間に忘れられて、もとのもくあみです。

うるさく言われてしかたなくやってるようじゃ、会社の文化としては、良い文化が形成されたとは言えないですよね。
かえって、ギスギスした文化が出来ちゃうんではないかと思います。

1 きれいにせざるを得ないような仕組みを作って解決する。
2 同時に社員の心の奥深くに働きかける教育を行う。

この2本だてでいくのが、最善策かと思うのですが、なかなか、これを伝えるのは難しい……。また、具体化するには、かなりの思いきりが必要。つけやきばで仕事をこなそうという考えでは、できません。

1の方法としては……

たとえば、簡単なものでは、しょっちゅう席替えするというのがあります。

グループウェアを最大限に利用することを推進したり、社内に掲示板スペースを設けて、個人が持つ紙の絶対量を減らす。

文房具を共有化する、自分のデスクを持たない……など、ある程度ドラスティックな改革で、根本的に散らかすことができない仕組みを作ってしまう。

2の方法としては……

これこそ本当に難しい。

a) トップからはじまって、上層部が手本を示す。

b) それに伴い、会社の精神を作り上げ、浸透させる努力をする。
(「わたしたちは常に整理整頓を怠らず、最高のスピードで
良い仕事ができる環境を整えます」のようなかんじで……)

c) 環境整備の必要性を根本的に従業員に説明する。

この3つくらいを根気よく、1年間くらい続ければ、5S推進のための社員教育も、ある程度できあがってくるかもしれないのでは……と思います。

1も2も、言うのはやさしい、やるのは難しい。
その前に、マネジャーに理解してもらうのが難しい。

どうですか?
私なりに考えてみたんですが、この方法では無理があるでしょうか?
よかったら、御意見をお願いいたします。





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Last updated  2015.05.07 07:40:20
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