カテゴリ:人材育成
今月読んでいる本 Appreciative Inquiry についてです。
以前にも読んでいる途中で、気づきを書いていましたが、 やっと3/4を読破! な~~んと、全部で60ページの洋書なんだけど…。 昨日、神田先生の解説を聞いて、 どうにか、その全容が明らかになってきました。 この本、たった60ページの薄い本なんだけど、 すごい内容であることが だんだん分かってきました。 私なりの解釈を通した上で、自分の血肉になってきたことだけをお伝えしていこうと思います。 昨日の日記で、「どうやって従業員に環境整備をやらせるか」について書きました。 「押し付け、強制は良くないと思う。」 昨日の段階では、このくらいにしか表現できなかったんだけど、今日になって考えると、もうちょっとはっきりとした自分の考えが見えてきました。 結局「しつけ」というのは、すごく時間がかかる価値観の教育である。 だから、価値観教育を怠って、強制的にやらそうとしたり、自分の価値観をただ単に押し付けることでは解決できない。 「掃除しろ!きれいにしろ!」と言っているだけでは、ダメなんです。 教育を怠って、無理矢理やらせようとしても、そんなに簡単にはいきません。 では、どうやって価値観を教育すればいいのでしょうか。 昨日の日記に書いた3つの方法は価値観教育の一つの方法です。 a) トップからはじまって、上層部が手本を示す。 b) それに伴い、会社の精神を作り上げ、浸透させる努力をする。 (「わたしたちは常に整理整頓を怠らず、最高のスピードで 良い仕事ができる環境を整えます」のようなかんじで……) c) 環境整備の必要性を根本的に従業員に説明する。 繰り返して書いちゃいました……。 この3つを常に、しつこいくらい、ず~っと続けて従業員に働きかけていく。 これを1年続ける。 これができたら、すごいです。 さらに!! Appreciative Inquiry(感謝の質問)の考え方では、会社の精神を作り上げる段階で、過去の成功体験を引き出すという手法を使います。 過去の成功体験……たとえば、環境整備がうまくいったことを思い出し、具体的にその時どうしてうまくいったのかを洗い出します。 成功を決定づける要因を明らかにして、同じ状態、より良い状態を五感の記憶を使って再現・想像していきます。 五感の記憶を使って、成功体験を再現する過程で、価値観教育の目的はすでに半分達成されています。 なぜなら、五感の記憶を使うこと自体が心の奥深く働きかける作業だからだ、と私は考えます。 頭で理解すること…は忘れてしまいがち。 でも、心で感じたこと…は忘れない。 あとは、五感の記憶で思い出し、心で感じたことを、再度引っぱり出すためのキーワードを作っておくのです。 その言葉を聞くたびに、五感の記憶が蘇るように……。 「心で感じる」という作業を繰り返し行うことで、その人の「価値観」形成に影響を及ぼすができます。 「しつけ」には時間がかかる。 子供の「しつけ」も、従業員の「しつけ」も同じだね。 私は、うちの子の「しつけ」できてるんでしょうか?? 反省……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.07 07:40:25
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