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2004.09.02
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カテゴリ:中小企業診断士
今日は創業二日目でした。
差し迫った仕事に取組み、計画なども立てずに終わってしまいました。

夜は診断士関係の研究会に参加。
これが、まったく期待していなかったのですが、とても良かった。

ちょうど、先日Soltyさんが企業再生を勉強されていると書いてらっしゃいましたが、まさしくそのテーマでした。

昨年一年間、東京都の中小企業再生支援協議会で再生事業の立ち上げをされていた診断士の先生のお話でした。

企業再生はやはり、いまや日本経済の要とも言える事業であるようです。
ちょっと前は創業が要だったとのことです。

ひっくりかえせば、企業再生は創業のセーフティネットでもあります。また、銀行の不良債権の多さを知れば、その理由はすぐに分かります。

企業の再生にあたっては弁護士、公認会計士、税理士、中小企業診断士といった専門家が集まって、取組むわけですが、
診断士は他の専門家のような深い知識の提供というよりは、コーディネーターとしての役割を果すべきであるとのことでした。

そして、会計士さんや税理士さんがBS(貸借対照表)を改善することに取組む一方、PL(損益計算書)を改善するのは診断士の役割である、とのお話もありました。

要するに事業の本来の姿を見直し、売上を上げ、利益を上げることを支援するのは経営コンサルタントの役目です。診断士はその専門家として、活躍しなくてはなりません。

この話を聞いているうちに、私が診断士試験を受ける前、「中小企業経営・政策」という科目を勉強していた時のことを思い出しました。

2003年の3月頃ですから、まだ再生支援協議会も本格稼動しておらず、当時は創業支援が日本経済の要であると言われていました。創業よりも廃業が上回る日本経済を活性化するには、どうにかして創業者を支援するしかない。

「創業者を支援せよ」

これが、その当時、私が感じ取った診断士としてのミッションでした。

創業者の支援によって、日本を良くできる。
創業というものは、創業者自身の自己実現の場でもあるわけです。こんな素晴らしい仕事はない、と講義を受けながら、奮い立つ思いになったことを覚えています。

それから数カ月後、中小企業白書が出され、
受験機関の指導も創業支援から再生支援に変わっていったことを覚えています。

再生支援

「経営者が再生への意欲を持っていること」
これが最大のポイントだそうです。

事業活動そのものはそこそこうまく行っているのに、
借金が多すぎて、どうにもならない。
でも、やる気のある経営者なら、必ずどうにかしてあげたいですよね。
事業を立て直して、がんばって欲しいですよね。

企業再生……すっご~く、興味が湧きました。
ここにも、私の役立てる道があるかもしれません。





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Last updated  2015.05.07 08:02:45
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