カテゴリ:仕事
福島大学の白石豊先生にいただいた「心を鍛える言葉」という本を読んだ。
とても、素晴らしい内容でありながら、読みやすい。 東洋の精神、特に「禅」を体験することで、さまざまな学びを得られたことが書かれている。 この本を読みながら、昔、読んだ本のことを思い出した。 オリコンの創業社長である小池聰行さんの書いた「右脳歌唱法」という本である。 その本の中では、 宇宙の気が体の中に入ってくることをイメージして歌うように 歌唱法を説明している。 その頃、私はシャンソン歌手をしていたので、その本を読んだのだが、 最初はよくわからなかった。 けれど、なんとなくやっているうちに、自分の実力を発揮できるようになってきた。 今では、あの方法というのは「無我」にいたる歌唱法なのだと思っている。 人間は実は宇宙と一体化した存在であるのに、 日常の中ではそのことを忘れている。 そして、いつも「自分が自分が」と意識が自分にばかり向いている。 そんな状態で良い歌が歌えるはずがない。 生かされていることに対する感謝の心や 宇宙とつながっている感覚を持てば、心はとてもラクになる。 自分ひとりで背負っていた重荷は、重荷ではない。 「音楽という宇宙に存在する美しいものを自分の体をとおして みんなの前にポンとおいてあげるだけなんだ」 そう思えるようになってから、歌うのがラクになり、 実力を発揮できるようになった。 自分にばかり向いていた意識が消えていったのだ。 その後、いろいろな分野で、「本物だ」と思える方は、 みんな同じようなことをおっしゃっていることに気づいた。 ビジネスの分野では神田先生がそうであるし、 白石先生も同じことをおっしゃっている。 しばらく忘れかけていた素晴らしい学びを白石先生の本で思い出すことができた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.07 08:55:35
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