カテゴリ:コンサルタント
最近、「思考」について、反省することが多くなった。
「よ~く考えてみよう」 よく考えているつもりになっていたけど、 実は私たちはちっとも考えていないことが多い。 単純に教えられた知識を使っているだけ。 何も考えていない。 そんなことが、よくあるのではないだろうか。 知識そのものを疑ってみたことがあるだろうか? たとえば、私たちのようなコンサルタントは 仕事上、「戦略策定プロセス」などということを知識として持っている。 でも、この知識を持っているだけで果たして本当に戦略をたてられるんだろうか? 私は、おそらく無理じゃないかと思う。 戦略たてるどころか、経営課題を見出すこともできないかもしれない。 既存の知識を現実の世界にあてはめてみても、 無理がある、 という意見をよく聞くが、 これは知識を「持っているだけ」だから起こる現象なんじゃないか。 そう。 知識を「持っていること」自体には何の意味もないのだ。 知識は一般化されて世の中に頒布される。 知識が「身につく」ということと、知識を「持っている」ということとは 大きく違う。 知識を持っていることは、深い思考をしたときにだけ役にたつ。 おそらく、深い思考の中で、「持っている」だけの知識を 「身についた」知識に変換している。 目の前にある現実の世界から、自分なりに思考する。 その過程では、知識そのものを疑うこともあるはずだ。 「こういうものだ」 という知識は、ひょっとすると固定観念、既成概念でしかなく、 思考停止の言い訳になったりもする。 知識に頼る限り、思考停止になる。 知識を疑ってみよう。 きっと、頭が働きだす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.07 08:57:59
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