カテゴリ:コンサルタント
ここ数日は秋田、広島と出張続きでした。 仕事をする中で、ある経営者の方が 「3期連続赤字が続いたら、その事業は社会に貢献できていないということであるから、事業再編を考えなくてはならない」 ということをおっしゃられていました。 こういう風に言っていただくと、本当に気持ちいい。 赤字であるということは、社会に対して価値提供ができていない状態である、と言い換えることができます。 当たり前のことのように思えますが、案外、私たちはこういった当り前のことを受け入れられない場合があるのです。 「単に儲かればいいのか」と負け惜しみを言ってしまう時。 「正直者は損をする」と愚痴を言ってしまう時。 「良いものなのに売れない」と意味不明のことを言ってしまう時。 ですが、売れていないということは、単純に価値創造できていないということで、これは受け止めなくてはならないことなのですよ。 ところが、多くの人は自分が間違ったやり方をしているということ、自分が価値を創造できていないということを受け入れられないんですよね。 とある本の中に、 「人間はパラドックスと問題を混同して、問題解決をしようとしてうまくいかないでいる」 というような意味のことが書かれていました。 「売れない」ことは問題だと捉えることもできますが、実は、パラドックスに陥っているだけかもしれません。 人間の思考というのは、こうしたパラドックスをたくさん抱えているそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.07 09:01:05
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