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これは自分なりに最近よく考えていることですが、多少、他の方のブログや直接話した方、或いは本で読んだことで考えさせられることがあったことで書かせていただきます。
最近スピリチュアルを危険視する本が何冊か出ています。例えば精神科医の香山リカ氏であったり、脳機能学者の苫米地英人氏の本だったりしますが、彼らの本は確かに江原さんのファンの人などには反発を食らっていることでしょう。 しかし、私は彼らの言い分にも一理も二理もあると思っています。 スピリチュアルブームを作ったのは江原さんかもしれませんが、それに便乗している人はプロにもいます。それに乗せられているアマチュアもいます。 スピリチュアルはどうも依存する人を引き寄せやすい傾向があるようです。 ただ、一つ香山氏や苫米地氏が多少的外れなのは、スピリチュアルブームは来世への期待を持たせるから、簡単に自殺する人が出てくる、だから危険だ、という論調で、それを言ったらどんな本でも、名作と呼ばれる本でもそれを呼んで自殺する人が一人か二人は出てくることもあるわけです。以前、小林よしのり氏が「わしも東大一直線を読んで自殺したやつ2人ばかり知ってるから発禁にしようとしたことがあったよ」と言ったら浅羽道明氏が「私が中学のときジャンバルジャンいじめというのがあった。名作でさえいじめのネタになるんだから文学というのはそういうカルマを持っているんですよ」と言っていました。 ですからスピリチュアルブームで自殺者が出るのはおそらくブームというもののカルマではあるでしょう。しかし、そのことをもってスピリチュアルが危険だとは思いません。私の考えは別のところにあります。 さて、また少し話しが逸れましたが依存のお話でしたね。スピリチュアルの本質がそうだというわけではないと思います。あくまで傾向です。 確かにウチにも図書館が出来るんじゃないかと思うくらいスピ系本はありますが、私はその他のジャンルの本はもっと読んでいます。 大体成功哲学や自己啓発と呼ばれる本もそうですが10冊も読めば大体同じことが書いてあります。 成功哲学を例にあげましたが、私は一般向けのスピリチュアル本は一種の自己啓発書だと思うんですよ。そういう意味では非常に良いことが書かれている本も沢山あります。 ただ、本を読んで独学でやっている人と(スピリチュアルなことをね)色んな自称スピリチュアルカウンセラーや占い師のセッションをまるでドクターショッピングみたいに受けている人はちょっとニュアンスが違うように感じます。必ずしもそのスピリチュアリストや占い師がコールドリーディングでリピーターを付けようとしているようなインチキだという意味ではありません。極めて良心的な人でクライアントに自立して欲しいと願っている人にも、ある意味「一方的な」依存的リピーターがつくことはあります。(ただし、そういう人もいつか自分でたたなければと気づくこともあります) 私ね、スピリチュアルな仕事は街の整骨院のようなものでいいと思っています。 決して整骨院や柔整師の方をばかにしているわけではありません。 でも、整骨院に行くときに柔整師さんに肩や腰の痛みを治して欲しいと思う人はいても「この人が自分の人生を変えてくれる」と思う人はいないでしょう? それと同じでスピリチュアルな仕事は街のサイキック屋さんでいいと思います。そうなるには今のスピリチュアルブームが一段落つく必要があると思います。どんな文化もブームが過ぎて初めて本当の文化として定着します。 スピリチュアルに対する依存に関しては最近よく考えていたのですが、ブームが過ぎればそれも沈静化するとは・・思うんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月22日 14時08分56秒
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