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豊かさの本質は文化的豊かさだと。勿論、文化的豊かさを達成するにはある程度の経済的豊かさは必要だろう。文化とは何だろうか?私の両親は私が生まれる前フランスに留学していたが、フランスではどんな田舎街に行っても美味しいものが食べられるという。一方、ロンドンではお金さえ払えば美味しい物は食べられるが一般的には食生活は貧弱だという。 日本は本来文化的には豊かなはずだ。世界中のものが食べられる。でも、日本では祖国の料理で本当に美味しいものを食べるにはカネをかけるか地方に行くか、だと思う。 これは本当にそう思う。しかし、自分で料理を作れば話は違う。ちょっと手間をかければ対してお金をかけなくても美味しいものは作れる。私は確かに料理はすきでだいたいどんな国のものでも作るし、また、それが好きだ。 でも、和食を自分で作るのはことさらに楽しい。別に愛国的な話をしているのではない。日本にいるなら本来、日本の食材を使って日本料理を作れば美味しいに決まっているのだ。 そういうところから始めると、また外国料理の良さもわかってくる。例えばフランスのある地方の郷土料理は料理に使うワインもその土地の水を吸って育っているし、肉になる牛や豚や鶏も本来その土地の水で育っている。勿論野菜も。とはいえ現代ではどこの国でもそう理想的な食環境ではないし、外国であれ日本であれ幻想を持つ傾向があるのは考え物だが、私たちが身近なものを食べていたのはそう昔の話ではない。1000年も昔の話ではない。そこのところを考えれば現代でも身近なもの(か、それに近いもの)を食べるのはそう難しいことではないと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月05日 01時54分53秒
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