カテゴリ:自分を探る・気づく・試す・感じる
「●●が出来ない!」と、相手にハラを立てる時って
「出来るのが当たり前じゃ~!」という気持ちが ベースにあります。 自分の不得手なものと、それから感じることを通じて ちょうどいいフォーカスのあて加減がわかったりします。 「立場を変えて追体験」って感じですね(#^.^#) 私の不得手モノをひとつ、挙げてみます。 私は、ものすごい方向音痴です。 私以上に道に迷う人に、会ったことがないぐらいです。 事前に地図をプリントして、時間を多めに見積もるなんて 方策はとっていますが、結局迷います。 映画館にいくのに、まっすぐ徒歩1分の道で 30分迷った経験もあります。(どうやって?!) なので、セッションでお会いする時など、 仕事での待ち合わせは、私が知っている場所だけを指定したり、 どうしてもそうはいかない時は、事前に下見をしたり・・・。 結構、涙ぐましい努力をしています(苦笑)。 ともあれ・・・(^^ゞ、方向音痴の私が 「地図をあげるから、未知の目的地に行け!」と言われても 別に準備をしないことには、たいてい行けません。 「なんで行けないの!」と非難されても ひどい方向音痴と、自分でも充分わかってるのに、さらにキレられたら がんばろうなんて意欲、枯渇するだろうなあ・・・と思います。 指摘・注意・不満よりは、目的地に着けるようにサポートがほしい。 だって、その場所に私が着いて 情報を得たり、打ち合わせをしたりするのが、目的なんだもん。 ・・・と、私の不得手モノを挙げてみましたが(^^ゞ ・・・自分が不得手だな~と思うことと、 それから感じることを「ものさし」として心に留めてみてください。 イメージしやすくなると思います。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ 私は、メールを書くのがあまり苦になりません。 自分からメールするのも、お返事を書くのも (もちろん内容によりますが)かなり気軽に書きます。 そんなの、別にフツーのことだよね。 黒ヤギさんじゃないんだから、手紙もらって食べちゃうわけないし 原稿用紙20枚分、書くわけじゃないし・・・。 誰でもそうすべきだし、そうしてるはずでしょ。 ・・・と思っていたのですが。 以前のクライアントさんに 「書く」のが苦手だ、という話をされた方がいらっしゃいました。 (掲載のご了解いただき済みです。) 文章にまとめるのが苦手なのかな?と思ったのですが そもそも「書く」アクション自体に、気が引けるそうなのです。 「何を書くか」ではなく、「書くこと」そのものが辛く かなり調子がいい時でないと、書くことを避けてしまうのだそうです。 ・・・私にはよくわからない度合いと領域で 「書くのが苦手」なんだろうな^_^;。 その苦手さを、身をもって理解することは出来ないけれど 他に役立つこと、出来ることは、何だろう? 結論から言うと(^^ゞ 文章以外の表現で伝える方法を探る!をセッションのトピックにして 今よりも1歩、心地よくラクに伝えることに フォーカスを置いた会話に進んでいきました。 その会話につながったのが、フォーカスのあて加減のチェンジです。 不得手にフォーカスをあてすぎない、ということです。 自分が当たり前に出来ることだと、「フォーカスを当てすぎない」が とてもやりにくいと思いますが、 ここでさっきの「不得手ものさし」を使って、追体験してみてくださいね。 私の追体験は、こんな感じでした。 ・・・ ・・・ ・・・。 うわあ。 指摘・注意・不満の分量が多すぎると、 もともと苦手で、少なくなっちゃってる意欲がスカスカになりそう~~~~。 意欲どころか、「大元の目的」が何なのか忘れてしまいそう。 「書く」のは、何かを誰かに伝えるのが目的だし 「地図をみて、どこかに行く」のは、その場所について人に会うことが目的。 指摘・注意・不満が、会話の主成分になると明らかに「目的」からそれるし、それたことに気づかないまま 別のゴールへ走っていきそうになる・・・。 (追体験タイム、終わり(^^ゞ) ・・・ ・・・ ・・・。 ははあ・・・。 「フツーのことで、誰でもそうすべきだし、そうしてるはず。 だから自分のやっていることは、大したことがない。」という考えは 一見、謙譲の美徳風だけど、こりゃ大間違いなんだ。 この「フツー、すべき、はず」で話していたら 相手にとっては 自分の不得手な分野を強要されるわ 基準を満たしてないと、キレられるわ もう、踏んだりけったりな状況・・・というわけです。 「意思疎通がよりスムーズに進む」ことが目的だから 書くのが苦手なまま、目的が叶うようなサポートを、 ひとつしてみるといい! 不得手にフォーカスをあてすぎないで、むしろ そもそもの目的にフォーカスがあたります! 「不得手にフォーカスをあてすぎない」に気づくことの出来た セッション以来、「そもそもの目的にフォーカス」を意識してみています。 身近な家族とも、友人とも、仕事上の人とも こっちの方がイイ感じです。 まずは、ハラがたつのを抑えこんで、余計しんどくなったり 「も~、ど~でもいい!」と無視の怒りを決め込んじゃったりと キリキリする思いをすることは、ガクンと減ります!!! しかも、相手との関係はぐっと良好になり スムーズになってきています。 そして、他の人間関係にも ちゃんと影響していると思います。 人との関係は、一事が万事なところがあるので 例えば、仕事の関係者ひとりとの関係が変化すると、 家族や友人との関係が、がらりと変わることもあります! 慣れ親しんだものの見方や、フォーカスのあてどころを 新しい習慣で上書きして、新しい見方を得るのは 実は、とっても勇気とエネルギーがいることです。 けれどその結果、ずっとラクになります。 勇気とエネルギーをかけて、トライする価値は充分以上にあります。 もっと心地よくて、うまくいく関係をつくりたいと感じているあなた! 勇気とエネルギーをかけて、試してみませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[自分を探る・気づく・試す・感じる] カテゴリの最新記事
|
|