カテゴリ:自分を探る・気づく・試す・感じる
わりかし、マニアックな、マイナーの中のメジャーな。
そんな「日本体験」を紹介するとしたら? 茶道(抹茶)は、結構どこでも体験できる。 (日本庭園とかで、お茶席を置いているところも多いし。) 剣道や柔道を試すほど、体力はあまっておらず 篳篥や竜笛を奏でるほど、練習期間はとれない・・・。 ・・・というわけで「香道」を体験するコースに行ってまいりました。 友人とふたり、「自分の人生をカスタマイズするような出会いをしちゃおう」という デカいあそびのテーマを打ち立てた(笑)ので、 ふさわしそうなあそびを物色していたら、こういうチョイスになりました(^^ゞ。 香水をつけるのは、実はニガテなんだけど 誰が、どう開発したかを知るのは大好き。 アロマテラピーも、実は15年ほど前から勉強&実践しているし 日本の伝統的な香りにも、興味アリ!! 『源氏物語』や『枕草子』や『なんて素敵にジャパネスク』に出てくる 「薫物」って、とても魅力的です♪ そんなこんなで、 とても楽しみにしていた香道体験ですが、想像以上にステキな時間でした。 当日、地図が示す場所はビルの屋上。 そこに上がると、なぜか庭園が出現! ここかな?という建物の扉をあけると、 いきなり茶室出現!(びっくり!!) 茶室の入口をよじのぼると ほのかに香のかおりの漂うなかに、 和服の男性が端座されており(ひえ~っ!!) 折り目正しいごあいさつをいただき(きゃ~!!) 丁重に、茶室に招じ入れられました。(^^ゞ) ビルの屋上って、どうしても思えん・・・。 ここはどこだよ!! お作法、わからんよ~~~~!! ・・・という、体験者のビビリを察知されていたのか 一服の煎茶とお菓子が振舞われ (びっくりしすぎて、血中の糖度がさがってた) いよいよ、香道スタート。 「六国五味」という体験コースだったのですが 最初は「六国」の意味も、「五味」の意味もまったく不明。 5種類ぐらいかがせてくれるのかな、というアバウトな気持ちでしたが 先生の所作は、あくまで美しく折り目正しい。 お湯のみのような陶器に、灰をみたして すでに、赤くなった炭をうずめたその上に 雲母を銀でふちどりしたプレートを置き プレート上に、うすうすと削られた香木をおいて、くゆらせます。 (たぶん最小限の)お作法の説明を受け、 さっそく香りを吸い込んでみました。 ・・・うわあ、なんだか懐かしい香り!! しかも、全部香りのノートが違うよ!! じっくりと香りを「聞く」うちに(香りは「聞く」んだそうです) ゆったりと落ち着き 心の置き所が、重心をもって安定するような気がしてきます。 「自分と向き合うこと」が、とても楽にできる時が流れます。 たぶん・・・ 「道」とつくものは、華道も茶道も柔道もみなこの 「自分と向き合う」要素を持っているんでしょうね。 ことばを使って、自分に向き合っていただくのが 私の仕事ですが、言葉を使わない「自分との向き合い方」が その助けになるんだな~と、実感する時間でした。 私が行ったのは、ここです! 【横濱茶館(R)】横浜文化教室 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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