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テーマ:鉄道
カテゴリ:鉄道
先日の九州鉄道記念館で見かけた車両についての続きです。ここにはかなり貴重な車両が保存されていました。
この正面がラウンドした車両、「キハ07」です。一般的な鉄道車両は食パンを切ったような四角い車両が多いわけですが、こんなラウンドした車両はかなり珍しいですね。空気抵抗を抑えることを考えてこんな形になったといわれていますが、そこまで影響したとは思えないですけどね。 この車両は長らく豊後森機関区(大分県)にて保存されていたのですが、九州鉄道記念館が完成した際に移籍してきたそうです。客車列車で見られた行き先案内板(サボ)がいい味を出しています。 キハ07は、国鉄を引退後は私鉄に移籍してその後も活躍を続けたり、同系の車両がつくられたりとなかなか優秀な車両だったようです。 ここに保存されているキハ07 41は、1937年に製造されて1969年に引退するまで九州島内で活躍していたとのことです。 キハ07のむこうには、クハ481が保存されていました。私にとっては、北陸本線の特急「雷鳥」で使われていたのをよく覚えていますし、おなじみの車両です。しかし、ここで保存されている車両はちょっとマニアックです。 この車両のサイドビューです。鉄分の少ない人には意味が分からないかもしれませんが、窓の大きさが一般の車両と比べるとやや小さめなんです。なぜ小さめなのか? その答えは、この案内板に書かれていました。元々はクロ481というグリーン車だった車両だったんですね。それを普通車に改造したもの、それがこのクハ481-603なんです。 クハ481-603と表示されていますが、元はクロ481-5だったので窓の大きさはグリーン車当時の大きさなんですね。 車体の妻面には、新製当時の昭和44年日本車両製造の銘板が取り付けられていますが、改造銘板はないですね。昭和58年に当時の鹿児島車両所で普通車に改造されています。 車内は現役末期のままですね。JRになってからは、シートがもっといいものに交換されたものが多かったのですが、わたしにとっては座り心地が良くなくてもこちらの方がなじみますね。 それにしても、ほかにもっといい車両があったと思うのですが、あえてこの車両を残すことにしたというところにこだわりを感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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