歌丸さん、笑点降板へ・・・
落語家の桂歌丸(79)が30日、東京・後楽園ホールで行われた日本テレビの人気番組「笑点」の50周年記念スペシャル(5月15日放送)の公開収録に参加。5月22日に行われる生放送をもって、同番組の司会から降板することを発表した。番組内での掛け合いが名物となっていた三遊亭円楽(66)は「(降板を)聞いた時は、ぼう然というのが本当でした」と声を震わせた。 「死ぬまでやったらいいと思ったんですよ。迷惑掛けてもあそこ(司会席)で死んだら私がまた突っ込めるし。まずは大きなネタがなくなるという自分の寂しさ…」とジョークを交え、「ウチの師匠もそうでしたが、男の引き際というのはこういうものでした」と話した。 近年は全国で、歌丸との2人会を行っている円楽。「芸の欲があるうちはこの人は大丈夫です。落語で背中見ていきます。笑点通じて時々生きてるかと信号送りますから、生きてるよと返して下さい。もっと勉強しろと叱って下さい」と、最後は涙をこらえきれなかった。【デイリースポーツから引用】 長寿番組であればあるほど、その出演者がいつまで続けられるのか気になることはよくありますが、「笑点」の出演者の中では、スタート当初から出演している歌丸さんがとうとう降板することになったそうですね。歌丸さんといえば、回答者の時には時事ネタをうまく織り込んで回答するというのが特徴でした。う~ん、なるほどという通好みというのかな、そういうのが好きでした。 司会者になってからは、本文にあった円楽さんが歌丸さんに対する「ハゲネタ」「死亡ネタ」「骸骨ネタ」「鶏がらネタ」などでおちょくるのがおもしろく、でもたまに歌丸さんのお株を奪うような時事ネタで歌丸さんを唸らせるなんていうこともあって、それはそれでおもしろかったんです。 歌丸さんは、見た目も鶏がらや骸骨のような感じになっていますが(失礼!)、そりゃもう80歳ですからね。しかも、病気もされたりして、満身創痍の状況ということで、余力を残して降板ということにしたのかもしれません。 後任は誰になるのかわかりませんが、現在の回答者の中からではなく、以前の笑点のスタイル、すなわち三波伸介さん(故人)のように落語家ではない人がいいんじゃないかってね。三波伸介さんは、お笑いの人でしたが、落語に造詣が深かったことで司会者に抜擢されたと聞いたことがあります。だから、そのような人が適任ではないかと。 それにしても、歌丸さんと円楽さんの掛け合いが見られなくなるのは残念だなぁ・・・。