黒田投手の背番号「15」が永久欠番に・・・
広島が今季限りでの現役引退を表明した黒田博樹投手(41)の背番号「15」を永久欠番とする方針を固めたことが30日、分かった。 広島では、ともに1970~80年代の黄金期を代表する強打者だった山本浩二氏の「8」、衣笠祥雄氏の「3」が永久欠番となっている。 黒田は1997年から広島で11年間プレーした後、フリーエージェント権を行使して米大リーグのドジャースに移籍し、ヤンキースでも活躍。メジャー球団からの高額オファーを断って、広島に昨年復帰し、今季は25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。日米通算で203勝を挙げている。 球団幹部は「苦難の歴史と優勝を経験した黒田が、(広島に復帰して)お金以外の価値観があるという一石を投じてくれた」と話した。【時事通信ネット版から引用】 日本シリーズ、カープにとってはとても残念な結果になってしまいました。言いたいことはいろいろあるけど、それはあえて触れません。それよりも、黒田投手の最後の勇姿がズムスタで投げるところを見ることができなかったのがとても残念で・・・。 さて、その黒田投手のつけていた背番号「15」が永久欠番になるとのこと。カープのエースとして活躍し、メジャーでも活躍しただけでなく、20億円以上といわれる高額のオファーを蹴ってまでカープに戻ってきて200勝をあげたレジェンドの背番号ですからね。次につけたいっていう人は現れないでしょうから、永久欠番という流れも自然かなって思っています。 永久欠番にする、ということで賛否両論あるでしょうけど、私は肯定派なのです。背番号って選手の顔の一つだと思うのです。すなわち、現役時代にとてもすごい記録や記憶に残るような選手の背番号って、背番号=その選手のイメージに直結していることから、その後に別の選手がつけてもどうしてもその前の選手と比較してしまうのではないかと。その番号のイメージが強すぎれば強すぎるほどその傾向が強いかと。 だからといって、例えば200勝あるいは2000本安打した選手を軒並み永久欠番なんかにすると、番号がなくなってきてしまうし・・・。例えば、ニューヨークヤンキースなんて歴史が古いこともあるのですけど、永久欠番は全球団共通の「42」を除くと、1、3~10、15、16、20、23、32、37、44、46、49、51と21種類になっています。この他にもディレク・ジータがつけていた「2」も近いうちに永久欠番になると言われていますから、ヤンキースでは一桁の背番号をつけられることはできなりそうです。こうなってくると、「永久欠番ってどうなの?」っていうことになるんですけど、背番号が重すぎる選手につけられるくらいなら、永久欠番というのもありかなってね。 横道にそれたついでに、日本のプロ野球選手は活躍すると大きい番号から小さい番号に変える傾向がありますけど、メジャーの場合はあまり気にしていないのか、レギュラー選手であっても大きな番号をつけていることがありますが、あれはあれで格好いいなぁって個人的には思っています。まぁそこには、ヤンキースのように小さな番号が永久欠番だったりすることがあるのかもしれませんが・・・。 もうひとつついでに、「15」といえば、私が所属している草野球チームガゼルスにおける私の背番号でもあるのですが、それまでつけていた「25」も愛着はあったのですけど、やはり「15」っていい番号だなって思いました。 話を戻して、黒田投手の「15」が永久欠番になったことで、カープでは「3」と「8」に続く3つめの永久欠番になりましたが、この先永久欠番になりそうな選手がでてきてほしいところです。