九州鉄道記念館へ・・・(その1)
先日、北九州へ行った際に門司港へ行きましたが、その目的がここへ行くことでした。 九州鉄道記念館です。九州で活躍した車両が展示されていまして、こじんまりした場所ですが、ファン的にはなかなか興味深いところです。 フェンス越しですが、機関車の前頭部分が展示されています。本当は全体を置いてくれたらいいんですけど、鉄道車両ってかなり大きいですからね。このように展示してくれるだけでもありがたいものです。 車両は左側がED76、九州内では貨車や客車、ブルートレインをけん引していまして、今もごくわずかが現役で残っています。右側の議員色の車体がEF30。関門トンネルを通過する貨車や客車をけん引する専用の機関車でした。 入場料を払って中に入ると2両の蒸気機関車が展示されていました。その一両が9600形、大正時代につくられた車両ですが、手ごろな大きさと力があったことから国鉄の蒸気感謝の歴史の最後まで活躍したという優秀な車両です。そんな優秀な車両ゆえに、太平洋戦争中には軍に徴用されて中国大陸にも送られたとか・・・。さて、ここに展示されている59634号は煙突に特徴があって、一般的なパイプ状の煙突ではなく、煙突の途中に帽子のように見える化粧煙突となっています。大正時代に製造された蒸気機関車によく見られた装備となっています。 運転席部分(キャブ)にはカーブしたラインがなんともおしゃれにみえるデザインとなっています。無骨な蒸気機関車なんですけど、化粧煙突といいこのカーブしたキャブといい、優雅な感じがします。 こちらは、東海道・山陽本線などの幹線、九州なら鹿児島本線などの特急・急行列車を専用にけん引するために製造されたC59形。大きくて立派な車体です。 展示されているこれらの車両の運転席部分には立ち入ることはできませんが、しっかり整備されてとてもきれいでした。屋根もきちんと設置されて雨風はしのげるのはいいですね。