|
カテゴリ:雑感
私は1972年1月から1996年6月までと1999年5月から2001年1月まで合計30年近く実家のある大阪府堺市に住んでいました。みなさんは堺市にどんなイメージをお持ちでしょうか。関西以外の方にとっては「堺市って何がある?」って思うでしょうね。堺市は大阪市のすぐ南に位置していて、大阪府の政令指定都市の一つです。世界最大規模の古墳、仁徳天皇量があるところなんですけど全国的な認知度は低いかもなぁ・・・。「もののはじまち みな さかい」なんて言われて中世の時期には南蛮貿易で栄えた由緒正しいところだったりします。もっともその当時の堺は環濠都市、すなわち堀に囲まれた地域だったそうですが・・・。発展していくにつれて環濠都市の外側に広がって、戦中戦後を経て最近では旧美原町も加えた広大な市域になっています。
そんな歴史も文化も豊かな堺市なのですが、それだけ大きくなって人の出入りも多くなれば、これはどうしようもないことですが変なのも一定数入ってくるというのは避けられないところ。いつだったかの大阪ローカルの番組だったと思うのですが、堺市の周りの市町村に住む人たちが堺市についてどんなイメージを持っているか、という質問に対して盛大にディスられていたのをみて、堺市出身の私にとっては残念に思いつつも「まぁだろうな」と妙に納得するところもありました。ただ、私はこれまでそんな場面に出くわすことはあまりなかったのですが、この連休中に堺市の実家へ行って立ち寄ったスーパー銭湯で「やはりそうだわな!」って思うような場面が立て続けにありました。 〔その1〕 スーパー銭湯によっては、料金を「先払い」のところが多いのですが「後払い」のところもあります。施設内の飲食などを受け付けの際に渡されるQRカードなどで利用して最後に支払うというパターンです。今回のところがそれにあたります。 その受付をするために並んでいたところ、あとからきた女の親子三人連れが私が並んでいるところを悪びれることなく順番ぬかし・・・。「なんだ、こいつ。日本人じゃないんか?」。たまにいるのですが、たいがいは日本語の通じないヤツなんですけど、そいつらはがっつり日本語でしたわ・・・。 〔その2〕 お会計をしようとでてきた私。そのQRは下駄箱のカギと一緒になっていて、下駄箱のカギを受付に渡して精算、という仕組みです。ところが、私はそのカギを下駄箱にさしたままにしていたことに気が付いて戻ってみると、さっきまで使っていた下駄箱のカギがない! 靴は取り出したんだからカギはあるはずなのになんでないんだ? ものの1,2分の間になくなることなんてあるのかよ、って困惑しながら受付に事情を話すと、受付の人も困っていました。そりゃそうですよね、靴はあるのになぜカギはないの?っていうことなんですから。 どうやら、そのカギがなくなった想定されるいきさつとしては、「受付せずに下駄箱に靴を入れてそのまま入場した」ということじゃないかとのこと。前出のとおり、スーパー銭湯には「先払い」のところもありますので、それと勘違いしたんじゃないかとのことですけど、もしそうだったとしたらお金払っていないんですけどね。要するに、「カギが刺さったままになっているのを見つけて、それで施設を利用して、頃合いを見てカギを当該下駄箱に刺してそのまま施設を出る」なんていうことができるということになる、つまりは「タダ入り」ということなんですけどね。 それにしても当事者のやろう、お店の関係者にとっつかまってがっつり注意されて、「出禁!」になっていたら痛快なんだけどな。 今回紹介した「その1」も「その2」も、当事者がクソなだけで堺市全体が悪いわけではないことは、もちろん私もよく理解しています。ただ、同じ場所で立て続けにこんなことを目の当たりすると、前出の番組で堺市が盛大にディスられるのも妙に納得できるし、堺市出身ということ自体がとても恥ずかしく思えてしまいます。 その1やその2で紹介したようなことは、残念だけどほかの地域でもありうる話だし、もっとひどいこともあるだろうな、って思います。でも、なんだかなぁ、自分自身の出身地で「テレビ用に面白おかしくしとるだけやろ?」って思っていたことがそうじゃないんだと思ったわけで、かなり残念な気分になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|