カテゴリ:本・漫画
オカンに借りました。
映画にもなってるし、「たまには野球絡みじゃない本を読むのもいいかな」なんて思って読み出したら。 しっかり、ちゃっかり【野球絡み】でした・・・。 江夏豊なんか重要な役割を占めてます。 しかも阪神の江夏。 山際淳司に代表されるように江夏といえば広島のイメージが強い自分には新鮮でした。 博士は江夏豊が阪神のエースだった時分に事故によって記憶に障害を持ちます。 「僕の記憶は80分しか持たない」 と映画予告でも言ってましたが。事故にあう以前の記憶は残っている状態です。 それよりも新しい記憶だけが80分しかもたない。 物語の基本舞台は1992年。 江夏豊はとっくに引退しています。 伝説の「21球」も知らずに、博士の中の江夏は阪神のエースのまま。 博士は南海の身売りも、阪急の身売りも、フライヤーズがファイターズになりながて北海道に移転することも、近鉄がオリックスに吸収合併されることも知らずに過ごします。 阪神の江夏ファンである博士にはどうでもいい事実ですが。 個人的には割りやすくて潔いと感じる「12」よりも、「11」という素数を博士は気に入るかもしれません。 いつまでも自分のヒーローが色褪せないのは「ある種幸せなこと」なのではないかと思ってしまっただけです。 博士の置かれた状況はそれなりにつらいわけですが、ええ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.19 22:14:40
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