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劇団カッパ座のぬいぐるみ人形劇です。
カッパ座の作品は去年初めて観たんですが、セットも照明も本格的だしぬいぐるみの作りもすごくてびっくりしました。創立37年の歴史ある劇団で、NHK教育のぬいぐるみなども手がけているそうです。知らなかったー。 ところで、『みにくいアヒルの子』ってどんなストーリーか知ってますか? 私が子どもの頃に読んだ絵本では「羽根の色が違うからってお母さんや兄弟にいじめられたアヒルの子が本当のお母さん探しの旅に出て、最後にお母さん白鳥に出会ってめでたしめでたし」という話でした。 でも、カッパ座のはちょっと違ってました。 アヒルのお父さんお母さんに3羽の子どもが生まれます。トップ、チャップ、ペチャンコ。末っ子のペチャンコは羽根の色が違うからお兄ちゃんのトップやその友達にいじめられます。 いじめられてはかわいそうだからと、家から出ないよういいつけるお母さん。 お父さんはそんなお母さんの考えに反対しつつ、みんなと同じ泳ぎ方ができないペチャンコを厳しくしかったりもします。 家に居場所がないと感じたペチャンコは家出をしてしまいます。 そこで危険な目に遭ったり友達ができたりしながら成長し、ある事件をきっかけにトップとも仲直り、家族は絆を深めて幸せなひとときを過ごします。 ある朝、ペチャンコの灰色の羽根が真っ白に生え変わってしまいます。 事態を察したお父さんは「あなたは白鳥さんです。うちの子ではありません」とペチャンコを突き放します。「ぼくはペチャンコだよ」と甘えてくるのを「ペチャンコはどこかに行ってしまったんです。あなたはあなたのお母さんの所へ帰ってください」と涙をこらえながらさらに突き放します。 お母さんも同じ想いで、「離れたくない」と泣くトップ、チャップをペチャンコから引き離し、ペチャンコは泣きながら白鳥の群れへ飛び立っていく... こ、こんなに切ない話だっけ?舞台袖で観ながらうるうるしてしまいました。 家族の問題がうまくちりばめられていたと思います。 ちなみに、チャップの声を演じていたのは田中真弓さんで、切なさを倍増させていましたね~。さすが真弓さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月20日 11時31分06秒
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