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しばらく前から静かに話題になっていた映画
「いのちの食べかた」が
今週末ようやく愛媛にもやってくると聞いて
これは何とか行きたい、と思っている最中です。

普段、食卓に並ぶ肉や魚や野菜などの食べ物を
何気なく食べていても、
それが我が家のテーブルにつくまでの間に
どんな経路をたどってくるかなんてことは
あまり知らなかったりするものです。
私も同様。
もしかしたら子ども達などは
牧場で鳴いている牛=食卓に並ぶ牛肉
なんてことも分かっていないかもしれない。

今日もテレビを見ながら
「ライオンがシマウマを食べるのを残酷だって言う人もいるけど、
 ライオンは動物の肉を食べないと生きていけない。
 生きるということは他のなにかのいのちを食べる、
 ということなんだと思うよ。
 私たちだって同じようにいのちを食べさせてもらってるんだしね」
なんて会話を1号としたばかりですが、
どこまで1号が分かってるのかな、と考えると
言葉の上だけのことかもしれません。
私もどうなんだろう…と思う近頃。

なんにせよ自分が生きていくためには
動物であれ植物であれ
何か他のもののいのちを食らわずには生きていけないのだけど
今の生活の中では、
食べ物っていうのがほかのなにものかのいのちだって事を
感じる機会にほんと恵まれていないと思います。

私の母世代くらいまでは
「家で鶏をつぶして食べた」なんて話をしてくれてたんだけど…
自分が飼っていた鶏が食卓に並んだときは
さすがに食欲が沸かなかったと昔母は言ってました。
私自身はそういう経験は全くないし、
人がやっているのを見たことさえありません。
せいぜいがベランダで野菜を栽培するのが関の山。

そんなぷつんと途切れてしまっている
生きた動物達と食卓の食べ物とのつながりを
少しでもつないでくれる映画であるようです。
ついでに言うと、
その食物というものも工業化・大量生産と無縁ではないことを
まざまざと見せてくれる映画でもあるようですが…。

特に屠畜に関しては
差別につながったりだとか
複雑な問題もはらんでいたりしますが、
そういうことは抜きにして、
ひとまず映画をみてみたいと思っています。

公式サイトはこちら→ http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/

ついでに関連本なんかも。

いのちの食べかた

世界屠畜紀行






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Last updated  2008年02月07日 01時06分23秒
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