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カテゴリ:こどもたちのはなし
3号が片言ながら少しずつ文字を読むようになりました。
実は書くほうも同時進行だったりします。 多分半分くらいは読めるようになっているのでしょうか。 現在5歳半手前。 まあ遅いほうなんでしょうねえと思いながら 積極的に教えようとしないハハであります。 理由はいくつかあって、 その1 その気になればあっという間で覚えられるものだ。 タイミングはそれぞれ違うけど。 1号は年中時にまず読むほうを10日ほどで覚えました。 書くほうも小学校入学時には大体できていました。 2号は入学直前に1ヶ月くらいかけて 読むほうも書くほうも一気に覚えました。 やる気になればそんなものだと思っています。 ただし2号は書くほうは自己流が残ってるのですが…(ここが問題) 現在のところ、3号には まだそこまで本気で覚えようとする意思が見えないのですよね。 たまにお手紙を書きたい、と言ってきますが ちょっとした単語を教えてやると写して満足らしい。 まだ積極的に文字を覚えたいという時期ではないのだなと 様子見中です。 でもその気になったらいつでも勉強を開始できるように 教材だけは豊富にある(笑) その2 文字を覚えることで失われてしまう機能がたくさんあると思うので 例えば記憶力や頭の中であれこれ考える能力。 私もそうなのですが、 便利な道具を持つとその代わりに 自分のどこかの能力が衰える、ってありませんか? 携帯を持つと自分の電話も人の電話も 覚える必要がなくなって記憶力が衰えていったり… 確かに文字は知るととても便利なのだけど その代わりに習得するとその文字の記録に頼って 記憶力が衰えてしまうのではないかと思っています。 昔の人は(もちろん能力差はあるんだけど) 繰り返し唱えることで 文字がなくても驚くほど長文の文章を記憶したりしていたわけです。 その機能をみすみす衰えさせるのはもったいない。 もちろん文字を扱う業界の人間なので 文字によって思考を整理できたり 記録を後世に残せたり いろいろいい面はたくさんある、ということも 十分知っているのですけどね。 今はまだ十分さまざまな体験や知識を 頭の中に収めていくことを楽しんでもいいのでは、 と思っているのでありました。 その3 テキストに縛られるのが嫌 文字を覚えると、 そこに書いてあるものがどうしても全部正しい、 と思ってしまいがちではありませんか? 絵本の絵と文章、 文章は本当にそこに書いてあることがベストで 全部読まなきゃいけないのか? っつーと必ずしもそうではない。 はしょったっていいし、 別に自分で作って読んだっていいのだと思います。 もちろん作者の人はいろいろ考えながら作ったので それは尊重するべきではありますが それは別のアイデアや考え方を排除するものではない、 と思います。 逆にそういう文字には書いていないあれやこれやを いろいろ呼び起こしてくれる本こそいい本なのではないでしょうか。 というわけで、絵本を読むときでも 適当に読み飛ばしたり 勝手に文章付け足したり、なんてこともしている私でありますが 子どもにはまだそんな選択はできないでしょう。 絵本を読みながら勝手に文章を作って読み上げていてもいいし、 それが毎回違っていたっていい。 文字の読めない今のうちに たくさん自由に創作する楽しみを覚えて欲しいなあと 思っております。 あれこれ御託は並べましたが、 要は文字のない世界にもいいものはたくさんあって、 それを十分楽しんでから 文字を覚えてもいいのではないか、ということです。 そのときに頭に入ったこと、 覚えた頭の使い方はきっと無駄にはならないと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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