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2009年08月29日
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あっという間に1週間終わり。

今週、月曜は旅行で休み、金曜日はセミナーが入り、
8月31日は2号を低身長の検診に連れて行くので休み、
9月3、4日は研修で缶詰…
そんなわけで現在通常業務が恐ろしいほど圧迫されている
という事実は置いておいて…

夏休み最後の土日ですね。
宿題ほぼ終わり
(後は俳句と自由研究のまとめだけらしい…
 全部終わっていないところがミソですがほえー
の余裕の1号と比べて
ラストスパートをかけねばならない2号。
本人意に介していないようなのでどうやってやらせていくか…
頭の痛いハハであります。
やる気でやれば半日あればできるんですけどね。
エンジンがかかるのに数時間かかるので…トホホ。

その土日にオットは弓道の試合のために
はるばる山口まで出かけていきました…
というわけで2号の宿題仕上げの責務は
私一人の肩にのしかかっております…
さてどうするか!? あと3日…

そんな中、知り合いの方が主催された
食品リサイクル工場の見学にお邪魔してきました。

場所はロイヤルアイゼンさん。
学校給食や市内スーパーから出てきた残食を引き取って
加工して堆肥を作っておられます。
その堆肥は近郊の農家さんや学校の花壇などで使われているそうです。
そしてそこで作られた野菜などがまたスーパーに売られていく…。
というわけで食品が無駄なく循環する仕組みを支えているわけですね。

今日は市内の山の中にある工場を見学です。
1号も野球の練習をお休みして行ってきました。

ついたところは工場というには非常にこじんまりしていて
先だってポンジュース工場を見学してきた1号には
工場と認識できなかったらしい。
「工場ってどこ?」といきなり聞いてきました失敗

でもおそらく1号の認識する工場とは
全く概念が違っているのだろうと思います。
機械らしきものはあまりなく、
目立つのはうずたかく詰まれた堆肥の材料と思しき土の山…。
なので「工場といってもいろんなところがあるんだよ~」
というだけにとどめました。

結構人がたくさん来ていて大人子ども合わせて50人くらいいたのかな。
工場見学の始まりです。

大体堆肥の作られる順序としては
(4号をずっと抱っこしたままでメモが取れなかったので
 うろ覚えですが…
 しかも抱っこしたまま携帯で撮った写真のため
 かなりピンボケしてますね。ごめんなさい。)

食品の残滓を細かくして菌と混ぜる
投入口ここが投入口
ぼかしこれと混ぜます
コンベアコンベアで運ばれていく間にミンチ状に。

  下矢印

タンクで1日寝かせたあとまずは一次発酵。
その間よくかき混ぜてたくさん空気が入るようにしてやります。
その間にもどんどん菌が増えて残飯を食べていきます。
その間かなり熱が出されて温度が70度くらいになります。
タンクここが寝かせるタンク。
一次発酵場所で、こちらでかき混ぜながら発酵中。
  
  下矢印

3週間経ったら再びタンクに戻して
1日寝かせて一次発酵場所へ。そしてまた3週間。
  
  下矢印

二次発酵場に移してさらに熟成させます。
木屑(山の中の枯れ枝や不要の家具を砕いたものなど)や
豚の糞などを必要に応じて混ぜていき、
ふるいで大きなゴミはどけたりしながら
品質のいい堆肥を作っていきます。
この間にもかき混ぜて新鮮な空気を絶えず入れているようです。
二次発酵場所こちらの部屋へ移動。
ふるいふるい。当たり前ですがかなり大きい。
  
  下矢印

熟成期間約5ヶ月。ようやく堆肥が出来上がりました。

そんなわけで、堆肥が出来上がるのに約半年かかるのだそうです。

印象的だったのは堆肥が熟成していく間に
どんどん臭いが減ってくることですね。
最初の生ゴミの状態だとかなり強烈な臭いがしていまして
においに敏感な1号や3号にとっては
かなりきつかったようです。
臭いというのは悪玉菌がまだまだいる状態だそうで
発酵している間にそれが減ってくるため臭いも減るのだそうですよ。

この生ゴミ、燃やすと多量のエネルギーを消費しますし、
そのあと何も残りませんが、
堆肥化するとそれほどのエネルギーは消費せず
(したがってCO2も出ない)、
しかも残った食品を後に役に立つものができる!
というので食品循環やエネルギー問題、環境問題
等々でもいろいろ考えさせてくれる材料を提供してくれるなあ
と思いながら見ていました。

また、エネルギーは使いませんが、
絶えずかき混ぜてやったり状態に応じて
材料配合の割合を変えてやったりします…
などという話を聞いて
子育てみたいだなあ…なんて思ったり。

残念ながら現在のところ松山市では
家庭の生ゴミを集めるには問題が多くて
(ゴミがたいていの場合腐ってしまうので害が多い)
ここに持ってこられる残滓は
給食やスーパーの残ったものが中心のようですが、
帰ってからちょっと調べて見たところでは
いくつかの自治体で実験が始まっているみたいですね。
また、発酵で出る熱を発電に利用したりしているところもあるらしい。

午後は近くの図書館に移動して工場見学のレポート作りです。
見学に行かなかった人に向けて
作るようなつもりで書いてくださいとのこと。
確かにそうですね。
というか、それを自由研究として出せる、と聞いて
そうか、そんなものでいいのか、と
私も目からウロコが落ちた気分です。
(今までかなり厳しく考えていた…
 考えてみれば小学生のレベルでそんな高度なものは作れませんね。)

1号は自由研究は別に用意しているようなので
「2個出してもいいと思う」と言って作らせました。
親としては突っ込みどころ満載、もっと深く追求しろよ~
という言葉が出てきそうなものですが、
一応表紙をつけたら出来上がり、という状態にはなりました。
2号はあわよくばこれを自由研究として
学校に提出しようと目論んでいますうっしっし
どちらも日曜に仕上げる予定です。

今のところ子どもたちには
どれだけ背後にある問題と絡められるかな、という
ところについてはまあ無理だろうなと思いますが
(だいたい親もその辺の認識は怪しいし…)
とても勉強になった工場見学でした。

主催のNさん、Iさん、ありがとうございました。









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Last updated  2009年08月30日 07時36分31秒
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