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カテゴリ:本、マンガ
「老人と宇宙」(ジョン・スコルジー/ハヤカワ文庫)
原題は「Old Man's War」。 コピー通り、21世紀版『宇宙の戦士』。です。 未来において、老人たちは希望すると特別措置を受けられる軍務につくことができる。新しい強靱な肉体、若々しい容貌を得ることが出来るのだ。 しかしそれと引き替えに厳しい軍務につかねばなららない。宇宙のさまざまな脅威に対抗するために、彼には訓練を経て、生まれ変わった肉体で(人間とは異なる、遺伝子操作を受けた兵士の肉体)戦いに出る。 だが、その死亡率はきわめて高かった。 というお話で、何か新鮮かというと、若い肉体であっても、精神的にはみんにお年寄りで、それまでの人生経験もあって、既にひとかどの人格を有しているということでしょうか。 主人公と同期たちの友情がなんとも微笑ましい。けれど、所属がバラバラになり、一人一人の消息が伝わると…うううう。 亡き妻の遺伝子を元に誕生した特殊部隊の女兵士との、なんとも言えないロマンス?(ロマンスというほどではないかも)が、一服の清涼剤。 とはいえ決して重苦しいわけでもないし、なんとなくライトノベル的な印象もあったり。 面白かったので、二巻も購入。 ただ、別のブログでも話していたのですが、個人的にはひねりのある『タフの方舟』のほうが好みだなー、と。 (などと言っていたら、二巻がべらぼうに面白かったっす。うわー) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月19日 13時16分56秒
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