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カテゴリ:つれづれ
仲間の一人が国から勉強のためのお金をいただける身分で、今年一年、いろいろな舞台を見たり、お稽古に行ったりしているので、それにくっついて、先日に引き続き今日は歌舞伎鑑賞で国立劇場へ。
その前に、久しぶりの渋谷で、久しぶりの西武の地下でお夕飯を食べました。 お店が結構変わっていてびっくり。韓国料理屋が出来ていたり、ベトナム料理屋が出来ていたり・・・マコーズだと思ったベーグルやさんはB&Bだったり。あ、これはただの勘違い。あと、毎週通っていたフラッグスカフェはこれまた違うカフェに。ああ、激太りした日々が懐かしい・・・(笑) 結局、イタリアンで、おいしいパスタを食べました。 デザート付で(笑) さて、歌舞伎講座、お題は勧進帳でした。 有名なお話ですが、見たのは初めて。 しかも、松本親子の競演。それを講座というだけですごくお安く見られるのです。 講座の内容は、スライドを使って、簡単な歌舞伎の歴史から、昭和の名歌舞伎役者の紹介、歴代松本家が演じてきた勧進帳の弁慶の紹介と、今回の役者が舞台に上がるまでの紹介。 正直、講座というよりも、ちょっとした説明付というか。 講座というからには、先日の文楽講座のように、音楽の説明、人形の説明、舞台の説明のように、花道の説明とか、長唄の説明とか、してほしかったなと思いました。 たぶん、ものすごい素人さんだったら、講座で何を覚えてきたかといわれたら・・・?と思うかも。 勧進帳の舞台は能からきているので、舞台背景が松を描いた一枚壁のみ。能の出入り口のように、垂れ幕のかかった袖から役者が出てきます。 そして、花道。幕がしまった後も、ここは舞台。最初の登場シーンと最後の弁慶の歩きが最大の見ものです。 席が二階だったため、登場の瞬間とか見られなかったのですが、上からだとフォーメーションというか、役者の動きの動線が伺えて違う意味で面白かったです。これも一つの見方かも。 幸四郎親子の掛け合い問答は、もう本当にわくわくするほど面白く、スリリングで、すばらしかったと思います。お兄ちゃんがまだ若いので、富樫という役人を演じるには声が若い感じがしましたが、その雰囲気は堂々たるもの。 実は家を出る直前にプライドの再放送を見てまして、お兄ちゃんがキムタクのいないチームに対して檄を飛ばしている場面を「お~、お兄ちゃん、熱いぜ」と思いながら見ていたので、それがちょっと被っておかしかった・・・ああ、同一人物なんだ・・・でも、舞台の上だとでっかく見える!それがやはり生まれながらの舞台・歌舞伎役者なのだなと思いました。 あと、たぶん、普通の人はそうは思わないのでしょうが・・・芝雀さんという女形の歌舞伎俳優が義経を演じていたので、ああ、歌舞伎の世界において、義経ってそういう立場なのかな・・・なんて思ったり。 芝雀さんの女形は本当に華麗で妖艶で素敵なので、プログラムに普通のスーツ姿でにっこり微笑んでらっしゃる姿を見ると、ち、ちがう、ここにスーツ姿で出てはいかん、せめて袴で・・・と思うのも私だけでしょうか?(笑) あまりにも役者の動きに目を奪われて、後ろの長唄連中の様子があまり見られませんでした。 途中で、鼓部隊が座っていたいすから降りて正座をして、また途中で椅子に座りなおしたのには何か意味が・・・? パパに今度聞いてみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月24日 11時52分21秒
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